何かを決めた顔して振り返り
水溜りの花を見ていた
君はさよならの輪郭に触れる様に
緩やかに 言葉を編む
伏し目がちに 滲んでいく君の声
理由に溶けて 滴になった
場違いな「どうして?」は
傘の下に隠すから 雨の淵でも笑って
終わり紐解く ペトリコール
2人の距離なぞる
不意に染み込む 致死量未満の毒
No way 失っていく身の上
つながり探した
色違いの傘 離れていく肩
揺らぎを写したフィルム
損なわれていく 生活の中で
消えそうな灯を見ていた
不揃いな指切り 並べていく日々に
一つになれないと知った
僕らは別々の虹を探して
雨上がりを描いている
ミリ単位のズレ 晴天は崩れ
一瞬でもtoo late 狂うシステムで
「本当に気まぐれ」
それでも構わないのに
誤作動は止まってくれない
淡々と世界は雨に流して
君も何れ 薄れ
記憶の渦へ 然様なら
「離さないでね」
「離さないよ」って
二人は揃って 嘘吐きだ
横顔の陰りも 触れた気のせいも
取るに足らないモノほど
心の隙間を抜けて入り込み
育ちながら悪さをして
わざとつけた傷も 裏腹な爪も
どんな幼稚な諍いも
僕らが欲しかったのはいつだって
笑い合える時間だった
ただそれだけだった
終わりを纏う ペトリコール
歪な影を呼ぶ
不意に染み込む 未来の図に戦く
No way 千切れる光の方へ
この手を伸ばした
色違いの傘 離れていく肌
揺らぎを写したフィルム
閉ざされた灰の空の向こう側
届かぬ藍を見ていた
不揃いな指切り その熱の意味に
同じになれないと知った
それでも隣り合わせで
今、君と雨上がりを描いている
雨上がりを描いていく
- 作詞
かしこ。
- 作曲
かしこ。
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- ⚫︎
雨上がりを描いている
minamo
2021年7月より”minamo”としてアーティスト活動を開始。本作はminamoとしての第1作品目となり、『水(minamo=水面)』をモチーフにした楽曲となっている。
アーティスト情報
minamo
2014年に”インベーダーT”として動画配信サイト上に歌ってみたの投稿を開始。疾走感のあるアップテンポ楽曲を高い技術で歌唱する才能に加え、明るく親しみやすいキャラクターで多くのファンから支持を得ている。2021年7月より”minamo”としてオリジナル曲を発信していくアーティスト活動を開始。
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