歌詞

今日も代わり映えのない世界は

色もないまま

繰り返す痛みと

いびつに続く未来を

ぼんやりなぞってた

なぜか滲んでた

「どこへ逃げればいいんだろう？」

自問自答がはかどる夜

もしも虐げられるために

この命があるなら

耐え難い渇きに

いっそ消えてしまえたら

誰かに見つけてほしくて

認めてほしくて

でも誰の目にも映らない

私はカメレオン

「もういいや…」

どんな辛くて泣きそうな時でも

貼り付けた作り笑顔でいれば

もういいや

何度も吐き出した言葉や

何度も捨て去った期待が

何度も偽った心

壊した理不尽な世界で

いつかはって願うことさえ

いつかの淡い夢なら

いつまで続くのだろうか　この夜は

いつかは終わるのだろうか…

今日も　出口のない部屋で

うなだれては

今日も　鬱々と眺めるだけ

動かない時計

今日も　まとわりつく劣等感に

苛まれて

今日も　出来損ないの自分に

嫌気がする

ごまかすことなら　慣れているのに

色褪せた嘘　剥がれてゆくの

涙を流す弱さも　抱えられずに

いつも心を殺してた　心を殺してた

例えば

無邪気に振舞うことさえ

怖くてうずくまった日々が

今でも過ぎ去ってくれない

私の中で泣いている私

どうして自分ばかりがってさ

どうしても拭いきれずに

どうしたら忘れられるだろうか

あの夜を

「どうして…」

ねぇ、いつか

何度も呑み込んだ矛盾に

何度も食い込んだ爪痕

何度も痛みに晒され

壊れた理不尽な世界で

いつかはって願うことさえ

いつかの淡い夢なら

いつまで続くのだろうか　この夜は

いつかは終わるのだろうか…