歌詞

今、見上げてますか

空埋め尽くすほど

鮮やか心奪う　色とりどりの雫

私の手のひらに灯る

誰も知らない線香花火

頬をくすぐる風に吹かれて

ぽたり散っていった

夏の終わり告げる煌めきが

儚さだけ照らして消えてく

あなたさえ惹きつける夜空の

光みたいになりたかった

まだ断ち切れなくて

ジリジリ燻る胸

足元の群青色の水面に深く沈めた

夕立後、街の匂い

一秒だけあなたの蜃気楼

届くはずない後ろ姿に

腕を伸ばしていた

夏の終わり告げる煌めきは

切なさまで奪って消えてく

あなただけ見つめてる夜空の

光みたいになりたかった

伝う涙を知られぬように

漂いひそむ三日月の傍

うずくまる私を見つけてよ

波音に呑まれていく声

夏の終わり告げる煌めきが

儚さだけ照らして消えてく

あなたさえ惹きつける夜空の

光みたいになりたかった