Bridge between Front Cover

Lyric

Bridge between

CANARI AMARI

ねえ お母さん 私は行くんだよ

聞いたことはあるけど知らない国へ

みんなの心配そうな顔が浮かぶ

だけどね、そこには夢があるんだよ

これが正解かって?

どうだろ、わからない

だけど人生一度きり

このギャンブルに私は賭けてみたいんだ

今は期待しかない

振り出しに戻るサイコロもない

子供の頃に食べたあの味は、

ここじゃどこにもないけれど

いつも遠くへ運んでくれた母の背中

それだけは忘れない

だから前に進むよ

ゴールが見えない道を

時々立ち止まったら空を見上げるよ

見知らぬ国でも見上げた空だけは

生まれたあの場所と繋がっているから

ねえ お母さん 想像とは違ったよ

ここは、生まれた場所よりずっと寒くて

みんな毎日忙しそうに生きてる

描いた夢は、まだ遠い

どんな夢かって?

お金を稼ぐことだよ

借金と引き換えに手にした切符

それ以上のお金を稼ぎにきたんだ

働き手がいない、誰もやりたがることのない

この仕事は偉い人が作り上げた『国際協力』らしいけれど、

ただの歯車のような毎日が過ぎていく

だから今日も叫ぶよ

どうせ誰も気づかない

時々立ち止まったら空を見上げるよ

笑い声もため息も包んでくれる空は

誰にも奪われる心配はないから

時々、なぜがむしゃらになってるのかわからなくなる

走って走り抜いてふと振り返ると誰もそこにはいない

誰からの賞賛もいらない、

ただ給料あげてくれればいい

曖昧な優しさより今はリアルな価値の方が、

自分を支えてくれるから

ほんとは好きだよ この国の全てが

そう思える日がいつかは来るのかな

自分に言い聞かせ強がる毎日も慣れてはきたけれど、時々寂しいね

昔みた夢も遊んだ友達も

霞んでくけれど、泣くのは早いよね

だって自分が空の向こう側と繋ぐ架け橋になればいいんだから

いつかまたみんなの

笑顔に会えるから

  • Lyricist

    YUSEI NARUSE

  • Composer

    MITSUE YAMAMOTO

Bridge between Front Cover

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    Bridge between

    CANARI AMARI

昨年ヒットした映画【君たちはまだ長いトンネルの中】に続く、社会派青春ストーリー映画の第二弾として、アジアからやってくる技能実習生問題を暴く、痛快ワンシチュエーションブラックコメディ映画【縁の下のイミグレ】のテーマソング。
なるせゆうせい監督が歌詞を手掛けた主人公の心情を表した歌詞とアップテンポで前向きな楽曲となっている。

Artist Profile

  • CANARI AMARI

    11月11日生まれ、東京都出身。 東京音楽大学付属高等学校(声楽科)、尚美ミュージックカレッジ専門学校(ミュージカル学科)での経験を積み、舞台【けものフレンズ2】、舞台【プロジェクト東京ドールズ】、舞台【コジコジ】等の人気漫画やアニメ・ゲーム原作の舞台作品に出演の他、昨年6月より全国で上映したの社会派青春ストーリー映画【君たちはまだ長いトンネルの中】にも先生役での出演と、同タイトルの映画主題歌も担当。 その他短編ネットドラマやラジオパーソナリティの出演、YouTube、歌唱指導や舞台や映像プロデューサー業も勢力的に行い、多岐にわたり活動中。

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