Summer Notesのジャケット写真

歌詞

八月の月蝕

Lunaverse Studio

夜明け前の歩道橋 風が少し冷たくて

制服の袖を引いて 君は空を見ていた

遠くで始発が 眠る街を揺らして

僕らだけ昨日から 帰れずに立っていた

自転車で駆け抜けた 名前もない坂道

くだらない約束ほど なぜか忘れられない

何にだってなれると 本気で信じたまま

行き先のない未来を ポケットに詰め込んだ

終わりが近いことに 気づいていたから

僕らはいつもより 大きな声で笑った

朝が来るまで 走り続けた

消えてしまうものを 追い越すように

間違いだらけの 僕らの季節を

誰にも渡したくなかった まだ何者でもないまま

祭りのあとの河川敷 紙コップが転がって

濡れた芝生の匂いに 夏の影が残っていた

「また明日」と言うたび 少しずつ遠くなる

君の声を聞かないふりで 靴紐を結び直した

答えなんてないのに 未来ばかり語って

怖くないふりをして 誰より震えていた

僕らが欲しかったのは 正しさなんかじゃなく

この夜が終わらないと 信じられる理由だった

うまく言えない 思いほど胸の奥で燃えて

行き場のない言葉だけ 夜を急かしていた

朝が来るまで 走り続けた

離れていく夏を 引き止めるように

青すぎた夢も 叶わない約束も

全部抱えたままでよかった ただ君とここにいたかった

いつか僕らも 今日を忘れてしまうのかな

それでもあの瞬間だけは 永遠より眩しかった

朝が来るまで 名前を呼んだ

薄れていく星に 届くように

戻れない日々が 僕らを裂いても

あの頃の声は消えないから まだ終わりにはしたくなかった

冷たい風が吹き抜けて 僕らの夏だけ燃えていた

  • 作詞者

    Sakaki

  • 作曲者

    Sakaki

  • プロデューサー

    Sakaki

  • ボーカル

    Lunaverse Studio

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