Lyric

だんだんと変わってゆくから。

雑踏の中に埋もれた

夢から醒めない。

だんだんと変わってゆくから。

暗転した世界に光が指すような。

部屋の中に埋もれて

書いては消して繰り返して、

それでもまだ夢から醒めない。

無理やり押し殺して

爪先で蹴った靴が音を立てて、

今は古傷が痛むよ。

正解なんて正解なんて

正解なんてない。

感じるままに描いてゆけ。

思いの丈をばら撒いて。

不正解なんて不正解なんて

不正解なんてない。

悩んで悩み疲れた自分を解き放て。

手を伸ばして

その先に光が見える。

ねぇ信じてみて。

だんだんと変わってゆくから。

安定した世界など

ありはしないという。

今目の前に誰もいなくて、

わかりあえる人もいなくて、

それゆえに聞こえる声があるかも。

正解なんて正解なんて

正解なんてない。

思い通りにはいかなくて

掴み損ねて流れてく。

不正解なんて不正解なんて

不正解なんてない。

悩んで悩み疲れた自分も歌にして。

段々と変わってゆくから。

一人だった世界に色が差すような。

手を伸ばしてその先に光が見える。

ねぇ信じていて。

商店街にひとけはない。

誰のものでもない。

ここには確かな声が響いている。

絶望と希望が混ざって

夢と現が相まって

忙しい夜を駆ける。

時間だってないし。

手を伸ばして

その先には何が見える。

ねぇ信じてみて。

答えはなくとも。