Lyric

「メイ。永遠とは何か、あなたは知っていて？

それはね――。

生よりもなお、確かなるもの。

死よりも尚、うつろわぬもの」

「それでも歯車は動き出そうというの。

嗚呼、疎ましい、疎ましい……」

くるりとくるりと廻れ

虚なる闇の中

触れることなく振れる

捻じ曲げられた倫理

調律を果たされては

鷹揚に微笑うもの

きっとこの何もかも

美しいのでしょう？

他に何もいらない

足しも欠けもさせない

この手の届く限り

永遠の匚に

何かを問う　胸の奥に宿る意思

そっと優しく握り潰すように

奈落へ　ともに落ちて　落ちて　最果てへ

澱みを愛でて永遠へ

何もかもを許す

魔女の理を聞け

「【骸】は美を希求する。

そして、その聲こそは、私の聲。

新たなる世界の神となるものの聲。

『この国で一番美しいのは、だあれ―――？』

さあ、謳いなさい。真白の国の美しきモノ達よ！」

≪魔女よ！魔女よ！≫

麗しき嬌声をその身に浴びて

何もが抗えぬ寵愛をただ注ぐだけ

さあ　ともに踊れ　踊れ　最果てで

痛みを抱いて永遠へ

全てを肯ずる

魔女の理を聞け

最高のギ幸者で在りたい

楽園は今もこの手に

覚めない夢に溺れたい

何もかも穢れなどさせない

「世界が尚も歯車を進めるというのなら。

私の願いは、ただひとつ――」

『世界よ、止まるがいい。美しきモノとともに』

新たな神の聲

それが絶対の理

終わりを突き放す

生みも滅びもせずに

仄暗い幸せを

生きて生きて生きていればいいの

笑っていればいいの

≪魔女よ！魔女よ！≫

真白の国は永遠に