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歌詞

砂漠行

貝と蜃気楼

炎天、延々、砂の上を往く亡者の群れが、

この乾きから逃れようと逃げ水に沈んだ。

暗転、明転、迷走する地平の果てまで、

物悲しい祈りの声が駱駝を追って往く。

罪状を宣告する鴉の叫び声は何度目か、

このときを永遠に引き延ばして唸る。

罪状を宣告する。狩人の行進は続き、

逃げていく陽炎を罪人と見違えて、狩り立てる。

I was a scorpion

Roved over a desert

Sandy plain, everywhere, my sack

But, not home

Loneliness didn't matter

The sun and lizards bothered me

Now, it's no biggie

'cause I'm not in

炎天、延々、砂の上を往く亡者の群れが、

この乾きから逃れようと逃げ水に沈んだ。

暗転、明転、迷走する地平の果てまで、

物悲しい祈りの声が駱駝を追って往く。

罪状を宣告する鴉の叫び声は何度目か、

壊れたラジオのように引き攣れて言葉をもつらせる。

罪状を宣告する。狩人は罪人の名を忘れ、

熱に浮かされたように繰り返し、繰り返し、

罪状を宣告する。

レイラ、陽炎と見違えて。

  • 作詞

    小宵, KYOTOU-O

  • 作曲

    貝と蜃気楼

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アーティスト情報

  • 貝と蜃気楼

    耳を劈く轟音に物語性の高いリリックを乗せて鳴らすオルタナティヴ・ヘヴィ・ロックバンド。そのサウンドはスラッジコア、ブラックメタル、ハードコアパンク、シューゲイザー、USインディーなど様々な音が渾然一体となった唯一無二のものだ。メンバーは、小宵(Vo)、KYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶ(Gt)、ヨシキ(Gt)、MiNT(Ba)、634(Drs)の5人組。その内、小宵とKYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶの2名がVtuberという異色の構成だ。2022年4月に1st EP『人魚の骨』、同年10月に1st Album『七日目の街』をリリースし、また2022年5月にはおやすみホログラム主催のライブ「打奏驚蛇」に出演、同年12月にはレコ発ライブ「七日目のパレード」を主催するなど、ステージパフォーマンスにも力を入れており、破壊的な演奏が評価されている。最近ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がホストのpodcast AVMTのVOL.36にて1st Album 所収「安息日」が週のプレイリストに選曲されるなど、その存在感はあらゆる音楽シーンにおいて日々いや増しつつあり、今後も決して目が離せない。

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