砂の時計のジャケット写真

歌詞

失楽園

貝と蜃気楼

蛇が囁いた

「こんなつまんない今日は終わりにしようぜ」

お行儀よく笑って

黙る 流る 夜は徒然

耳鳴り止まない

「そんなつまんない冗談よして頂戴」

気のない素振りで

笑う 赤い 嘘が根を張った

金の鳥籠の中

縊る鳥が一羽

玻璃の瞳の中

剥製みたいなあたし

あーもっと嫌になりたい

眩む熱帯前夜渇くばかり

溶かして混ぜたなら

変わる変わる色を見せて頂戴

あー狂っちゃったのかな

囁いた今夜あなたは誰

夢か陽炎か

甘い甘い秘密の寝物語

ランタンは燦燦と

照らす狂乱 夜の帳隠して

錆びた匂い満ち

噎せる 渇く 喉はがらんどう

一刻は淡々と

流る鮮赤 水じゃ足りないようだ

染めた両の手で

塞ぐ 笑う 声が止まないのまだ

あたし陽炎の中

今 果実はこの手の中

夜は延びて延びていく

そう 終わらないキャラバンよ

あーもっと嫌になりたい

眩む熱帯前夜渇きをもっと

溶かして混ぜたなら

赤い赤い色に変わるでしょう

あー太陽は手の中

捉う永遠今夜あたしはきっと

空も飛べるのさ

甘い甘い秘密の味を知るの

  • 作詞

    小宵

  • 作曲

    貝と蜃気楼

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アーティスト情報

  • 貝と蜃気楼

    耳を劈く轟音に物語性の高いリリックを乗せて鳴らすオルタナティヴ・ヘヴィ・ロックバンド。そのサウンドはスラッジコア、ブラックメタル、ハードコアパンク、シューゲイザー、USインディーなど様々な音が渾然一体となった唯一無二のものだ。メンバーは、小宵(Vo)、KYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶ(Gt)、ヨシキ(Gt)、MiNT(Ba)、634(Drs)の5人組。その内、小宵とKYOTOU O-EⒶST SHIBUYⒶの2名がVtuberという異色の構成だ。2022年4月に1st EP『人魚の骨』、同年10月に1st Album『七日目の街』をリリースし、また2022年5月にはおやすみホログラム主催のライブ「打奏驚蛇」に出演、同年12月にはレコ発ライブ「七日目のパレード」を主催するなど、ステージパフォーマンスにも力を入れており、破壊的な演奏が評価されている。最近ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がホストのpodcast AVMTのVOL.36にて1st Album 所収「安息日」が週のプレイリストに選曲されるなど、その存在感はあらゆる音楽シーンにおいて日々いや増しつつあり、今後も決して目が離せない。

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