

かき上げた藤の蔦
今日もごまめのもぐらと水遊び
石に釘 糠に雨
前カゴには河童の水死体
口笛はひふみうた
返し忘れたまんまの猫の手で
柏手叩けばにゃんとまあ
はじからはじまで
ごきげんさん
花咲くを待つ花火は
まだ空さえ知らない未熟者
覗き穴をみて「おれはそっから産まれた」
またホラ吹く男の独壇場
聞かぬが仏も今宵の裾で
李徴と言うあの虎になり
おれの威を借るモノもなし
あゝ毎日毎日ご苦労さん
仰いだはずの月へ
今は 手を着き 吠えたて 爪をたて
禿げた裏山の肌
今日もごまめのもぐらが歌ってる
噛みついたその牙は膿んで
いつかはお前を殺すだろう
角が落ちれば人は立つ
丸みをおまえを守るもの
汗を 流し
明日を 歌えば
デクも柱も
腹は 減るもの
囲めや囲め
月下の小さな机
七草の白粥は
齢50を過ぎれば
美味いと気づくだろう
- 作詞者
目下奴言水
- 作曲者
目下奴言水
- プロデューサー
目下奴言水
- ギター
帯盛かれん
- ボーカル
帯盛かれん

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アーティスト情報
帯盛かれん
2001年3月20日生まれ、大阪出身 シンガーソングライター/役者として2022年から関西を中心に活動 【舞台出演作】 黄色団「バス・ストップ」「ちいさこの庭」「僕の東京日記」等 2022年9月に1stシングル『憧れたよ、21』発売 2024年2月に1stアルバム『ロマンスの行方』発売 2024年10月にバンドワンマンライブ『冬支度』開催
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