はきすてるのジャケット写真

歌詞

時間がない

ヘッジホッグ

ラストまでのバイトをして

閉店間際の店

人通りも少なくなって

考えるのは関係ないこと

彼の言葉が浮かんで

涙でシケた導火線

ジリジリと小さくなって

消えるばかりの火をただ見ている

問いかけるのはいつも自分自身にだけ

雨を降らした雲を睨んでも

怒りぶつける先がわからなかったんだ

三日三晩夜更かしして

ひとり声を殺して

涙まじりに歌って

朝また喉を枯らしてしまう

大人は矛盾ばかりで

信じられんと喚いて

悔しいなら結果を出せ

叩きつけられた言葉を繰り返す

問いかけるのは いつも自分自身にだけ

何がしたいのか さあ叫んでみな

決意するには遅いと突き放されても

飲み明かすだけの日々にさよなら

僕たちには時間がない

泣き腫らすだけの日々にさよなら

僕たちには時間がない

時計ばかりを気にして

話半分に聞いて

どんな言葉も真に受けて

しまわないように身につけた癖

嫌う勇気を持つって

ことは誰も教えてくれなくて

説教するのに丁度いい

立派な弱虫になりました

問いかけるのは いつも自分自身にだけ

信じたくない奴は信じるなよ

誰になんて言われたって関係ない

形のない夜にさよなら

僕たちには時間がない

たばこ1つだけ持って繰り出そう

迷っている時間はない

飲み明かすだけの日々にさよなら

僕たちには時間がない

泣き腫らすだけの日々にさよなら

僕たちには時間がない

微熱運ぶ朝焼けにさよなら

僕たちには時間がない

捨てきれなかった過去にさよなら

僕たちには時間がない

僕たちには時間がない

僕たちには時間がない

  • 作詞

    中島美保

  • 作曲

    中島美保

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ヘッジホッグ の“時間がない”を

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広島を拠点に活動する"ド直球バンド"、ヘッジホッグによる1stEP。
表題曲である「はきすてる」では「こじらせて生きる」自身の生きづらさ、劣等感を隠さずぶちまけ、まさにはきすてるように歌っている。
「人魚のララバイ」ではファンタジー作品のような描写を織り混ぜて虚しさに深く沈んでいく様子をゆったりと表現されており、1作目であるシングル「銀色」とは全く違った一面を感じられる。
焦りと決意を日々の情景描写とともに歌う「時間がない」は、それが音楽であってもそうでなくても、自分のやりたいこと・やるべきことと真剣に向き合って苦しんだ経験があるすべての人に必ず突き刺さる一曲。
ギターボーカルである中島が作詞作曲を始めたばかりの頃に、バンドサークルの中で「バンドを組めない売れ残り」としてひとりで音楽愛を込めて書いた「ロックンロールバンド」も必聴。
要するに全部聞いてくれ。

アーティスト情報

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