歌詞

気づけば28、焦りも相棒

夜の街に滲むネオンと希望

報われねぇ日々も糧に変えて

信じてきた道を今、踏みしめて

缶コーヒーの苦味が甘くなる

涙の跡が未来のサインになる

誰よりリアルな夢を見てる

終わりじゃない、まだ途中だ

六年目のデスク、パソコンの光

数字に追われた日々が痛い

ミスを笑われ、心が折れかけ

でも自分を嫌いになれなかった

同級生の結婚式の帰り

「俺は何してんだろ」って独り

でも胸の中で微かに灯る火

それだけは、まだ消せなかった

終電のホーム、イヤホンの中

昨日よりマシな自分を探した

母ちゃんから届いた短いLINE

「無理すんなよ」って、その、一文が泣けた

ビルの隙間に月が覗く夜

誰にも見せない夢を抱いて

悔しさと希望を混ぜた息で

「まだやれる」って、自分に言い聞かせた

初めて掴んだプレゼンの舞台

震える声でも全力でTry

「やればできる」なんて言葉じゃなく

やった結果で示したいだけだった

上司の「よくやった」が胸に刺さる

帰りの夜風がやけに優しかった

家に着いて鏡を見た瞬間

少しだけ誇れる顔がいた

成功は派手じゃなくていい

夢は“続けること”の先にある

にじゅうはちの夜、缶コーヒー片手に

また明日を信じて笑ってる

忘れかけた仲間の声が

「まだ終わっちゃいねぇ」と背を押す

あの日語ったバカみたいな夢も

今なら胸を張って言えるんだ

“リアルってのは　泥だらけの道”

転んでも立ち上がるその姿が

誰かの明日を照らしてく

それでいい、それがいい

気づけばにじゅうはち、焦りも相棒

夜の街に滲むネオンと希望

報われねぇ日々も糧に変えて

信じてきた道を今、踏みしめて

缶コーヒーの苦味が甘くなる

涙の跡が未来のサインになる

誰よりリアルな夢を見てる

終わりじゃない、まだ途中だ

明日また、この街の風の中で

缶コーヒー片手に歩き出す

焦りも痛みも抱きしめながら

「まだ途中だ」って、笑ってる