

ひび割れて乾ききった この荒れ果てた大地には
ひとしずくの涙さえ 零(こぼ)れ落ちることはない
あいまいな嘘の笑顔を 仮面(おめん)みたいに貼り付けて
世間の狭いすき間ばかりを すり抜けて生きてきた
「俺には一体、何が残っている?」
問いかけた声は 風にかき消される
ぺんぺん草にさえも見捨てられた この場所で
ただ独り、自分の影を踏みつけている
夢見ることも とっくに忘れたさ
ひとしずくの光さえ 刺さない暗闇のなかで
通り過ぎてゆく時代を ただ冷めた目で見送って
「仕方ない」と呟(つぶや)くだけの 抜け殻さ
愛した記憶さえも すべて泡に消えた
いつからこんな風に 変わってしまったんだろう
牙を剥(む)いていたはずの牙は いつの間にか丸くなって
瞬く星さえも 容赦なく闇に溶けてゆく
見上げる空には ただ底なしの黒が広がるだけ
どうしてこんな場所で ひとりで佇んでいるんだ?
今更、過去を振り返ってみたところで
胸の空洞が広がり 虚(むな)しくなるだけ
自分が惨(みじ)めになるだけだと 分かっているのに
俺には何が 残っているというんだ
命の火種さえも 見失いそうな夜に
「仕方ない」と呟くたび 心が冷え切ってゆく
引き返す道なんて とうの昔に崩れ去った
この絶望の底で ただ夜を睨(にら)みつけている
何もかもが 砂に還(かえ)ってゆく
光のない大地に 冷たい風が吹くだけ
俺のすべてが、消えてゆく
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

Kine Lune の“負臨界点”を
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アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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