青い雲香る懐かしさは汗ばんだ胸を締め付けて
晴れやかな表情で見上げたかった時計台は錆び付いていた
“誰か”になりたくて飛び出した日も
“自分”さえ分からなくなり逃げ隠れした今日も
外は蝉時雨 命燃やして「此処に居る」と叫ぶように
耳障りなのは何処か羨みがあるから
か細く鳴いている風鈴の音が夕立に消される頃
羽を休め仰向けとなり、秋晴を待つでしょうか
花屋の仔犬を見かけていない
散歩中かな?…そうだといいな
「大人になったら〜」と育つ期待は
都会風のかき氷みたい フワフワと溶け急ぐ
それでも、僕以外僕を認められないなら
錆び付いているのは? 問い掛けも無意味だけど
蝉時雨、どうか止まないで? 僕の声も乗せて欲しい
季節を越えても“今”を誇れない僕を
微かに聞こえる風鈴の音が雨上がりを知らせる頃
羽を広げ、向かい風にも怯まず飛んで行けるのでしょうか
それは、とある夏の日
青い雲が香る日
- 作詞
柳
- 作曲
湊人
ミスイ の“蝉時雨”を
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昨年リリースした1st FULL ALBUM『死場所』も大好評なミスイより、まさに10ヶ月振りとなる新作。
初めて各メンバー1曲ずつ作曲に挑戦し、この5人でミスイである事の“証”を示した意欲作である。
アーティスト情報
ミスイ
令和元年(2019年)結成。バンドコンセプト 『弱』 を掲げ、同年9月28日 池袋 EDGE での主催公演より正式始動。 確かな演奏技術に裏打ちされた緊張感あるリズム隊、ツインギターによるヘヴィでドラマティックなサウンドに、グロウルとメロディアスを自在に駆使し、リアルな歌詞で人間の弱い部分に寄り添う 柳 (リュウ)のボーカルが合わさる独自のスタイルはデビューと同時に話題に。自らの“弱”さを曝け出し、ゴミとして葬りあらゆるものを燃やし尽くす、迫力と包容力あるライブにも『弱虫』増殖中の要注目ヴィジュアル系バンド!
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