

これ以上誰も悲しみませんように
悲しいことがもう起こりませんように
いい子でいるから
私にとっての大切が何かいつも分からない
何もかも大切で
ずっと何もかもいらない
ただ幸せに生きていくだけのことが
どうしてこんなにも難しい
いい子でいるから
私にだけ死に際
見せなかった飼い猫
私が悲しむのをきっと知っていた
溜め息を見せた唯一の友達
扉の向こうでは
今火が消えようとしている
流せない涙で
煙に変わる火
- 作詞者
桃蟹
- 作曲者
桃蟹

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アーティスト情報
桃蟹
岐阜県出身、現在は東京を中心に活動するシンガーソングライター。活動当初はアコギで曲を作っていたが、2023年よりDTMでの制作を開始し、現在は作詞・作曲・トラックメイクを全て自身で手がけている。アンビエント、エレクトロニカ、ポストダブステップを横断する独創性の高いサウンドと、フォークや童謡にも通じるメロディー、丁寧にコントロールされたイノセントな歌声で紡がれるアヴァンポップは、幻想的であると同時に人肌の温もりを感じさせるもの。そこで歌われる言葉は悲しみや痛みといった内省的な感情と、願いや祈りのような切実な感覚を併せ持ち、繊細な心象風景を高い解像度で描いていく。2025年1月にFRIENDSHIP.からデジタルシングル「bloom」をリリース、全編フルアニメーションによるミュージックビデオ(監督・保谷聖耀)を公開して、2月にファースト・アルバム『Into my downpour』を発表。ライブでは弾き語りとラップトップを融合したパフォーマンスを行い、観る者の心を揺さぶる。