Bottomless Works vol.1のジャケット写真

歌詞

見るに耐えない遺書

ソコナシ

これは聞くも惨め、語るも惨めな独白です

無為に過ぎる日々に心は抉られ

生きる意味はすり潰されていくばかりで

得たものと失ったもののバランスが取れていないように感じてしまうのです

人生はプラスマイナスゼロなんてお為ごかしを言う人は

大体プラスの人でマイナスの気持ちがわからないのだと思います

誰かが 創作する事は人生が一度しかない事への反逆だと言っていました

ホントにそうだと思います 何故 人は意識を持って生まれてきたのでしょう

この自我が消失するという事実に耐えられないのです

永遠に生きていたいのです 世界を観測していたいのです

その為なら科学の実験台になろうと悪魔に魂を売ろうと脳髄だけで生きようと構いません

SFの未来は一体いつの日か

何も遺すものがない人生 だからこんな歌を遺そう

そんな事でしか 生きてきた意味を問えない

みっともなく書き散らした 僕の遺書

世界は今日も回り続けてる 僕みたいなのを置き去りにして

プラスの人たちが回す世界 マイナスの僕らはお荷物だ

それでも生きていたいから 僕に生きる術をください

魔法のような解決策はきっとないけど マイナスで終わらせんな僕の人生

命は命を繋ぐのが摂理なのでしょうが

人間はその摂理をあまり覚えていないようです

生命体としての進化の代償に社会の発達で頂点に立った生命体には

繁殖もそこまで重要ではなく

快楽の手段となり果ててしまったのかもしれません

だからこそ命を繋ぐ人達はすごいと思う

マネできない 自分以外の命なんてとても背負えない

貴方達の残したものこそが 僕達に見えづらくなってしまった未来なのだと思うから

世界は今日も回り続けてる 僕みたいなのを置き去りにして

プラスの人たちが回す世界 マイナスの僕らはお荷物だ

それでも生きていたいから 生きる術を必死に探す

命はいずれ終ってしまうものだけれど 無意味に終わらせんな僕の人生

この遺書は敗北の証ではないのです

自ら命を絶とうとする人

未来に希望を持てない人

襲い来る過去がフラッシュバックする人

自分をマイナスだと思っている人たちの叫びに他ならないのです

プラスもマイナスも知った事じゃない

布団の中で蹲るほどネガティブの泥中でも そこに咲く花はあるのだと

これはそういう歌だ

  • 作詞

    ソコナシ

  • 作曲

    ソコナシ

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