

袖が すれて
灯りが 揺れる
わっちは 笑うて
何も 言わぬで ありんす
袖が 重なり
息が 混じる
指は 近くて
まだ 届かぬ
言葉 喉で
溶けずに 残る
目だけが 先に
心を 映す
一つ 近づき
一つ 下がる
その 繰り返しで
夜が 流るる
袖の あわい
温もり 前
触れれば 変わる
今の ままで ありんす
袖の あわい
言わぬ まま
この 静けさを
まだ 解きんせん
下駄の 音が
遠くで 鳴る
町の ざわめき
二人を 避ける
髪の 裾が
風に ほどけて
一筋 だけが
夜へ 伸びる
わっちは 知らぬと
澄ましおりんす
されど 胸の内
灯りが 差す
触れば 消える
触らねば 続く
この あわいこそ
恋の 定め
主は 主で
ためらいなんし
わっちは わっちで
知らぬ ふり
売るも 買うも
夜の 習い
されど 心は
値札に ならぬ
袖が 触れれば
夜が 変わる
変わる その前
あわいを 遊ぶ
触れば 消える
触らねば 続く
この あわいこそ
恋の かたちで ありんす
袖の あわい
まだ 触れなんし
夜は 何も
知らぬ ふり
袖の あわい
灯り 一つ
わっちは わっちで
解けぬ まま
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

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- ⚫︎
そでのあわい
Liminal Reverie
袖が触れそうで、まだ触れない。
その一瞬の距離を、人は恋と呼ぶのかもしれない。
「そでのあわい」は、江戸の夜を舞台に
言葉にできない感情と、触れる前の静かな緊張を描いた一曲。
灯りの下、
ふたりの距離はほんのわずか。
けれど、そのわずかな空間こそが
いちばん美しい時間なのかもしれない。
触れれば変わる。
だから、まだ触れない。
そのあわいにあるものを、
そっと音にしました。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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