

人は人であるが故に研鑽を積む
それは崩壊するまで死するまで
遠く海の果てをこの目で見るため
数々の運不運をその胸に乗せる
学びは多岐に渡り
終着も多岐に帰する
人は創世に学び
草生を胸に秘す
大地を踏み締め
己の立つ舞台の形を知るべし
海を見渡し
己が及ばぬ史跡に学びを得るべし
山の頂きを目指し
万日を耐える全霊の祖を参るべし
人の世を歩き
形はあって非なるものと謳うべし
百聞にも偽と確あり
一見にも虚と実あり
航を走し
道を奏し
戒を装し
景を創す
古来より続く
人が人であるが故の
優と劣
貧と富
磨きたまへ
徊す者への布石を
導きたまへ
改す者への軌跡を
大を想し
号を層し
問を争し
解を葬す
正に人の生は草子の如し
芸に似するものなり
これ墓前に供える花をいかにするか
それもまた人であるがための煩悩と成ず
触れるものを愛おしく思う者もいれば
触れたものを敵とする愛しき者あり
墓前に花あり
墓前に酒あり
墓前に参る者こそ
供えられし輝石なり
願いと自身の道を供え
区切りを区切りとせず
再会を不定の期と契りを交わし
人界の世の鼓動を介し芸す
人は舞いて踏らん
謳歌せし生の輝きを
人は舞いて踊らん
凱歌せし生の轟きを
踊り舞いらん
讃歌せし生の響きを
舞いて続かん
一度の生に解を問うため
- 作詞者
Vagienti
- 作曲者
Vagienti
- プロデューサー
Vagienti
- リミキサー
Vagienti
- ボーカル
Vagienti
- ソングライター
Vagienti

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踊り舞いらん (2025 Remaster)
Vagienti
生を舞い、芸として刻む――。
『踊り舞いらん 第二版』は、人生そのものを「舞」と見立てた重厚な詩的作品。
時に死を見据え、時に愛を抱き、そしてなお一度の生に「解」を問う。
大地・海・山・人界をめぐり、祖先の声を背に、語られし「人の道」。
供える花にも、交わす契りにも、芸の響きが宿る。
読者それぞれが、人生と重ね、自らの「舞」を見出すことだろう。
アーティスト情報
Vagienti
Vagientiは、言葉で心を打つ作詞家であり、AI技術を活かした革新的な作曲家でもある。 一つひとつの歌詞に、リアルな感情と静かな情熱を込め、聴く人の内側に深く響く世界を描き出す。 AI作曲という新たなスタイルを取り入れながら、“人間らしさ”を失わない音楽表現を追求している。 時代に流されることなく、自分の言葉とメロディで、静かに、しかし確実に心に残る作品を紡ぎ続けている。
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