歌詞

目を閉じたその先に　君がいた気がする

名前も知らないのに　懐かしさが胸を打つ

笑った顔があまりに綺麗で

目が覚めた今も　心が追いつけない

まるで現実だった

手の温度も　声の響きも

だけど枕元に　何も残らない

ただ鼓動だけが　少し早い

夢で逢えたら　それでいいなんて

思えるほど　僕は強くない

誰なの？　どこから来たの？

この世界には、いない君を　忘れられない

高層ビルの屋上　ふと足が滑って

空を切る感覚で　身体が跳ねる

その瞬間、息が詰まって目が覚めた

まだ心臓が、地面に着いてない

色のない世界で

声だけがやけに鮮やかで

走っても走っても　景色はループ

あれは夢か、記憶の残像か

夢で感じた痛みさえも

現実のように残ってる

覚えていたはずの君の名前も

時計の針が進むほどに　霞んでいく

目が覚めた瞬間は　すべてがリアルだった

でも時間が経つほどに　何も信じられなくなる

君の顔も、君の声も、

“確かにあった”はずなのに

夢で逢えた君を　探してる

眠ることが怖くもあり　恋しくもなる

次はどんな場所で　どんな君と

また、会えるかな

夢で逢えたら　それでいい

…でも　君は誰？