歌詞

青空泳ぐ真夏の白日夢(ゆめ)を

キミを　ボクは忘れない。

熱に揺れる道　いつもの道

空の低さ　届きそうな雲

変わらないことに飽き飽きしては

どこか焦り覚えた

このままを生きていたい

このままじゃいけないって

終わりなく思考巡らせて

大人になってしまうの？

"この空を泳いでみたい"って

ボクは初めて本音口にした

灰色の心に群青が奔った

そんな気がしたんだよ

ずっと忘れない　そっと揺れた日を

きっと色褪せない夏を

夢寐(むび)の短夜と月のカーテン

微睡みからくじらが泳いだ

変わりゆく日々にキミを求め

ボクはそれに溺れた

このまま二人でいたい

このままがいいんだって

描きたかったはずの夢を

見ないように忘れたんだ

"この海の底に隠したんだ"

ボクは言いながら瞼を閉じた

鈍色の雲がボクらを覆った

褪せて、褪せて、消えてく

『もっと』を望んだ

ふとした瞬間(とき)に

やっと気づいたんだ

キミに希望を見ていた

ボクはボクでしかないのに

"この雲で白く塗りつぶせばいいよ"

ボクは笑いながら言った

押し殺したんだ

このままがいいって

キミの色になろうって

『この藍を忘れてほしいんだ』

そんな台詞(こと)言わせて

傷つけたんだ

あたたかな藍に

ボクにない色に焦がれ

キミに染まった

痛みを抱いて

白日夢(ゆめ)から覚めよう

そしてもう一度　出逢えたらいいな

ボクが描いた

この理想(ゆめ)の空、泳いで