歌詞

通り過ぎた嵐の後

昼の青さはもう忘れてしまったようで

空隠す天井が開く

光を待ってるみたい

ほら雨は上がるんだよ

大嫌いだった雨の音

窓を開けるたびに

アスファルトのにおいが

いくつもドアに鍵をかけたんだ

それも言い訳だった

枯れた水彩のレコードに写して

誤魔化すことは得意でしょう？

贅沢に塗り固めた

言葉が滲むほど

僕らは透明に

降りしきる雨をくぐって

無意識に涙描いた

笑っていたいよ

だってどうしようもないや

流されるだけでも

悪くないかななんて

繰り返し窓を削った

不揃いな雨の音はいつでも

汚れた感情を隠してくれたんだ

それでも雲は通り過ぎて

空の色は気まぐれに

雨は止んでも

まだ傘を閉じられなくて

今の僕には眩しすぎたから

そっと目を逸らしたんだ

飛び出した先の

陽だまりは遠くて

息を吸うこともままならない

一瞬で揺り起こした

大げさな風が吹く

降りしきる雨に潜って

空になった手を掴んだ

期待はしないよ全部

何度だって迷走

流されるときくらい眠らせて

いいでしょう？

今更冷たさを知って

忘れたくなかった朝の温度が

凍えた感情を溶かしてくれたんだ

それでも君は通り過ぎて

降りしきる雨をくぐって

無意識に涙描いた

笑っていたいよ

だってどうしようもないや

流されるだけでも

悪くないかななんて

繰り返し窓を削った

不揃いな雨の音はいつでも

汚れた感情を隠してくれたんだ

それでも雲は通り過ぎて

空は綺麗すぎて