Lyric

言葉に命が宿るなら

継ぎ接いでぐちゃぐちゃになっても

「僕」なんだ

オボエテル?

死体みたいに鮮やかに

朽ちて逝く世界で

「大切な宝物」なんて忘れちゃったかなぁ?

ゴミ箱に埋もれた「僕」は

捨て犬より遥か不確かで

「こんな世界に居場所なんて見つからないや。」

正論も暴論も

すべて塗りつぶせ

さぁ

逆さまの僕に「化け物」が押し寄せて渇く夜に

嫌悪感を壊れるほど抱きしめた

ねぇきっと

白百合のような孤独さえ

愛せずに朽ちて逝く聲は

「サカシマのセカイに降り注いだ?」

キコエテル?

祈りみたいな囁きは

モノクロに侵されて

ゆらゆらと残響だけを残して消えたんだ

「今日は早起きして出かけよう。」

それなのに何故か靴がない

無力噛んで くらくらと眩暈がするんだ

絶望とか失望とか

すべて吐き捨てて

さぁ

無様晒す僕は 屍となり果てる

そんな未来が 鏡越しに嘲笑い問いかける

「ねぇそうでしょ?」

「不知火のような陽だまりを手のひらに」

そんなアイデンティティに

水やりを忘れることないように

サカシマセカイに君はいた

曖昧でぐしゃぐしゃな顔で

手を振ってた

僕には君が眩しすぎた

逆さまな言の葉だけが

ひらひら舞い踊る

真っ逆さまに堕ちて 還る場所求め

ぷかぷかと漂う夜明けに

存在価値も瞬く速さで濁りゆく

ねぇ あれから

変われたのかな?それとも変わっちゃったのか

わからない それでも生きるよ

「君の雨に傘を差せますように。」

僕の瞳に住んでいた

奇跡とは呼べないくらいちっぽけだ

「受け取ってよ。」

逆さまの僕に君が触れた。