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歌詞

ただの人間に戻るのさ

mogu×mogu

すり減った靴底がアスファルトを叩く音

どこへ向かうでもなく

ただ陽が沈むのを待っている

すれ違う見知らぬ誰かの

穏やかな生活の匂いに

なぜか少しだけ

奥歯を噛み締めてしまうんだ

「この道の先に何がある?」なんて

知ったところで足取りが

軽くなるわけでもないのに

ポケットの中には

握り締めた小銭の冷たさだけが

僕がまだここにいるという

少ない証拠だった

地図の端っこで

世界は終わっているような気がして

正義のつもりで下した選択の数々が

今夜も、薄汚れた寝床で

僕の首筋に冷たく突き刺さる

それでも、腹は減るし、息は詰まるほど熱い

だから、今日はもうおしまいだ

傷だらけの荷物を放り出して、ただ息を吸おう

綺麗な御伽噺(おとぎばなし)の続きなんて

誰も知りたくないから

くだらない悪夢の続きを

そのまんまで抱きしめて

僕らは夜の底で

ただの人間(ひと)に戻るのさ

(ただの人間(ひと)に戻るのさ)

鉄錆の匂いが染み付いたシャツを脱ぎ捨てる

鏡に映るのは、英雄なんかじゃない

ただの疲れた目をした男

「強くなったな」と笑う君の横顔を思い出して

その優しさが、どうしようもなく痛かった

救いたかったはずの景色は

遠ざかるほどに歪んで

僕が守ったものは

本当にこれだったのだろうか

答えのない問いを飲み干すビールの泡は

喉の奥で苦味を残して消えていった

神様なんていないと知っているくせに

土壇場になれば

空を見上げて救いを乞うような

そんな醜さも

愛おしいと思えたら楽だったのにな

あぁ、面倒くさい、本当に

反吐が出るほど愛おしい夜だ

だから、今日はもうおしまいだ

傷だらけの荷物を放り出して、ただ息を吸おう

綺麗な御伽噺(おとぎばなし)の続きなんて

誰も知りたくないから

くだらない悪夢の続きを

そのまんまで抱きしめて

僕らは夜の底で

ただの人間(ひと)に戻るのさ

錆び付いたプライドも、

引きつった笑顔も全部

今夜だけは

この焚き火の炎にくべて燃やしてしまおう

たとえ明日になれば

また血塗られた道に戻るとしても

今はただ、この静けさを濁すなよ

夜明けの鐘が鳴るまでの

ほんの短いエピローグ

灰色の空が、少しずつ白んでいく

……おっと、次の朝が来るまでは

もう少しだけ、目を閉じさせてくれよ

  • 作詞者

    mogu×mogu

  • 作曲者

    mogu×mogu

  • プロデューサー

    mogu×mogu

  • マスタリングエンジニア

    mogu×mogu

  • グラフィックデザイン

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  • ソングライター

    mogu×mogu

  • プログラミング

    mogu×mogu

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