Lyric

秋の空

月に向かい　杯を交わす

偽りの姿に　黒い雲が

月を隠す

愛とはなんだろうか

行き交う雲に

月は時折　姿を現し

杯の中で輝く

なぜこんなに求めているのか

なぜこんなにも会いたいのか

情の影は行き交う雲のように

愛を盃の中に垣間見る

人の心を描く秋の夜空に

寂しさを感じる

故郷の

山に響く　ひぐらしの

美しい声に　心かたむけ

偽りを忘れる

心地よさを感じているのだろうか

その歌声に

寂しさが　姿を現し

思いは馳せる

なぜ心細さを感じるのか

なぜこんなにも未練が残るのか

何か大切な事を忘れているかのように

ひぐらしの声に垣間見る

人の心に知らせる夏の終わりに

人に生を願う声

自然は静かに知らせ

気付く事を待っている

皆が光となり

輝くことを

なぜこんなに求めているのか

なぜこんなにも会いたいのか

情の影は行き交う雲のように

愛をサカズキの中にカイマ見る

人の心を描く秋の夜空に

尊さを感じる

生きる意味に

人が響く音となれ