Lyric

自分へのご褒美にと

少し値の張るメロンパン

今日くらいは良いはずさ

結構　身を粉にして働いた

ただいまのただくらいで

部屋に響く泣き声が

おかえりの代わりだよね

本当の仕事はここからだよ

抱き上げるために　置いたカバンの中

犬より鋭い嗅覚で見つけだし

満月より綺麗な瞳が真っ直ぐに

食べて良いよね？と問うてくる

「君のために買ってきたよ」

満面の笑みで召し上がれ

愛しい人が美味しいと言う幸せ

昨日のことの様だよ

ミルクを飲み寝るだけの

可愛いだけの怪獣が

今日もイヤイヤ期を拗らせる

お風呂に入ろう　お風呂には行かない

パジャマを着ようね　布団には行かない

行きたくないけど　仕事頑張ってるよ？

天使のような目で　頑張らない

『はいどうぞ』と一欠片を

千切って口に入れてくれた

愛しい人に美味しいと言う幸せ

愛されてるのは、こっちのほうかもね

一縷の望みを見落とさないように

君の寝息を聞きながら

ハモるように眠りにつける

いと愛おしき日々　なんという幸せ