歌詞

静けさに沈む　最果ての地で

誰にも届かぬ　声が芽吹いた

罪と呼ばれた魔力が

土に触れて花を咲かす

追われた日々のそのあとで

ただ笑う人々の手のぬくもり

「助けて」と言えなかった

けれど　心は呼び続けた

沈黙の奥　小さな声が

未来を耕す

返してほしいのは　答えじゃなくて

誰かと繋がる　その鼓動

育てた言葉が　世界を変える

私はただ、信じたかった

“聞いてるよ”って

塔の上　闇がささやく

「呼んでも応えはない」と

けれど私は振り返らない

手のひらにある小さな希望を

声を失くしたこの都に

今　呼びかけが響いてる

静けさの奥に眠る

“ありがとう”を掘り起こす

返してほしいのは　勇気のしるし

誰かが誰かに向けた想い

耕した大地に　答えの芽吹き

沈黙がやっと　微笑んだ

“届いたよ”って

花言葉は「返事」

沈黙は終わりじゃない

春がくる　音のない風にも

確かに、命がある

交わした言葉が　土を変えてく

声のない声に　名を与えた

種となる涙も　未来も土へ

返事はもう　ここにある

“聞こえてる”って

風の中　鈴が鳴る

それは、呼ぶ音じゃない

「ここにいる」と伝える　穏やかな音