歌詞

眠れない夜のすき間で胸が静かにさざめいて

置き去りにした夢がそっと手を伸ばしてきた

転んだ跡の痛みも無理に隠さなくていい

昨日より確かめたい小さな前向きさだけ

思うようにいかなくて立ち止まる日があっても

「途中」という合図ならまだ歩ける気がして

胸の奥で揺れた音がそっと背中を押して

進み方が違ってもたどり着けると信じた

僕らはまだ途中未完成のまま進む

描きかけの未来を曇らせないように

涙が落ちた瞬間も前へ向かう力に

まだ終わりじゃないから僕らは続いていく

交差点の向こう側知らない誰かの姿

それでもわずかな勇気が胸に灯り始める

抱えきれない迷いが足元に絡んでも

頼りない弱ささえ明日を導いてく

「正しさ」より大切な見落としてた感情を

心の奥の方でそっと拾い上げれば

張りつめてた影さえすっと消えていくから

止まっていた時間さえまた動き出していく

僕らはまだ途中揺れながらでも進む

夢と現実の隙間をそれでも越えていきたい

迷いを抱き締めながら新しい景色へ行こう

今の僕らだからこそ鳴らせる音がある

影ばかり追っていたら大事なものも見失う

遠回りの時間さえ宝物に変わっていく

名前を持たない明日も怯えなくていい

選んだこの軌跡こそが僕らを照らしていく

僕らはまだ途中終わらない旅の中

ぎこちなく揺れる心も少しずつ強くなる

小さな勇気ひとつを胸に抱えながら

ここから始まる明日へ僕らは進んでいく