離してはいけないのジャケット写真

歌詞

運命のままに

岩下啓亮 Sardine

海を越えてやってきた

女たちの宿り木は

夕日の眩しい部屋と

饐えたにおいのする通り

時どき口ずさむ歌は

知らず知らずの恋のうた

眠れないときはなぜか

昔のわたし思いだす

この世に生まれ

育ったころを

学校に通っていた日々

今のわたし

何をしてる

まったく想像つかなかった

とても遠いところまで

運ばれてきました

おー

運命のままに

目を閉じてみる

思いだす

オリーブと葡萄酒のにおい

あたりまえだと思ってたけど

この国にはそれがない

ある日あるとき

意識が薄れ

空の果てまで昇った

手をとりあって

飛んでいた

慈愛を受けたひとたちと

ともに

わたしの誇りと願い

祈り続けましょう

おー

運命のままに

海を越えてやってきた

あんたたちの安らぎさ

眠れないときはいつでも

わたしの胸を貸してやろう

迷えるひとたちのすべてを

受けとめてあげるから

そいつがわたしの役目

わたしのうたさ

おー

運命のままに

  • 作詞

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲

    岩下啓亮 Sardine

  • プロデューサー

    岩下啓亮 Sardine

  • 共同プロデューサー

    岩下智美

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ミキシングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • グラフィックデザイン

    岩下啓亮 Sardine

  • ギター

    岩下啓亮 Sardine

  • ベースギター

    岩下啓亮 Sardine

  • シンセサイザー

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

  • バックグラウンドボーカル

    岩下啓亮 Sardine

離してはいけないのジャケット写真

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『離してはいけない』は1996年9月1日に発表した、岩下啓亮の唯一の自主制作盤(CD)である。4月から制作をはじめ、約3ヶ月かかって完成した。作詞・作曲・編曲・演奏・歌・録音・編集・表紙イラストすべては岩下自身による。パートナーが録音の最中に適宜アドヴァイスしてくれたので「道案内」とクレジットを記した。当時はパソコン等を持っていなかったので、マスタリングと印刷は代々木のコジマ録音に頼んだ。500枚・ダンボール5箱を発注した。2000円の価格をつけたが、純粋に「売れた」のはせいぜい200枚程度。あとは方々に配りまくった(まだ押入れに100枚ほど残っている)。
以下、『ミュージックマガジン1997年1月号』の「自主制作盤」に掲載された(266~267ページ)、行川和彦氏の寸評を引用します。
<『離してはいけない』は、ピアノの弾き語り主体の7曲入りCD。エルトン・ジョン、トッド・ラングレン、ピート・タウンゼンドらの静かな曲に通じるなめらかな流れ、にじみ出るポップセンス、切なくなる歌声と旋律など、心に残るものがある。>

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。1985年から2002年までの18年間で、ひとり多重録音した楽曲を約150曲発掘しました。これらを厳選し、2024年に順次リリースしています。 1. アンソロジー『Catchy 22』を2月24日に配信。2. アンソロジー第二集『鰯の告白』を3月23日に配信。 3. 社会派の作品集『21世紀のプロテストソング』を4月27日に配信。 4. ピアノの弾き語りによる『50 / 50』を5月24日に配信。 5. 青春のエレポップ『Everything / Nothing』を6月23日に配信。 6. 抒情歌集『離してはいけない』を7月15日に配信。 7. 拾遺集『Cut 'N' Paste』を8月10日に配信。 8. ラブソングに挑戦した『変身』を11月16日に配信。ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。鰯の歌どもを、ぜひお聞きください。

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