

りん……りん……
夜(よる)の底(そこ)に
欲(よく)の火(ひ)ひとつ
りん……りん……
夜の底に
欲の火がひとつ
君が吐息(といき)
闇(やみ)にほどけて
我が理(ことわり)
静かに崩(くづ)る
君の吐息が
闇にほどけて
我の理性が
静かに崩れる
触れぬ距離(きょり)ほど
熱(ねつ)は深まり
見つめるだけで
罪(つみ)めきにけり
触れない距離ほど
熱は深くなって
見つめるだけで
罪みたいになる
愛(あい)と呼ぶには
綺麗(きれい)すぎる
欲(よく)と呼ぶには
苦しすぎる
愛って呼ぶには
綺麗すぎる
欲って呼ぶには
苦しすぎる
君よ 来(こ)よ
我が夜(よ)へ来よ
肌(はだ)の奥(おく)より
名を呼ばせよ
君よ 来い
我の夜へ来い
肌の奥から
名前を呼ばせて
欲の灯(ひ)よ
消ゆるなかれ
この身(み)焦(こ)がして
なお美(うつく)し
欲の灯よ
消えないで
この身を焦がしても
まだ美しい
唇(くちびる)ひとつ
近づくたびに
我が戦(いくさ)は
内に起こる
唇がひとつ
近づくたびに
我の戦は
胸の中で起こる
君のまなざし
刃(やいば)より鋭(するど)く
斬(き)られし後(のち)も
離れがたし
君のまなざしは
刀より鋭くて
斬られたあとも
離れられない
欲は悪(あく)か
否(いな) 生(せい)なり
抑(おさ)ふるほどに
深き波(なみ)なり
欲は悪なのか
違う 生きてる証だ
抑えるほどに
深い波になる
されど君を
傷つけぬため
我は欲さへ
礼(れい)に変ふ
でも君を
傷つけないため
我は欲さえ
礼儀に変える
君よ 来(こ)よ
我が夜(よ)へ来よ
声(こゑ)にならぬ
火(ひ)を重ねよ
君よ 来い
我の夜へ来い
声にならない
火を重ねよう
欲の灯よ
乱(みだ)れながら
この身(み)を照らせ
闇(やみ)の果てまで
欲の灯よ
乱れながら
この身を照らせ
闇の果てまで
- 作詞者
鮫島宏明
- 作曲者
鮫島宏明
- プロデューサー
鮫島宏明
- 共同プロデューサー
鮫島宏明
- マスタリングエンジニア
鮫島宏明
- シンセサイザー
yadorigi

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ヨルノネのアルバム『祈り』は、眠れない夜、言葉にならない孤独、胸の奥に残る痛みにそっと寄り添う作品です。
和の響きと現代的なサウンドを重ねながら、迷い、喪失、記憶、輪廻、そして小さな灯りのような希望を描きました。
強くなれない夜があってもいい。
答えを出せないまま、ただ静かに息をしているだけでいい。
『祈り』は、誰にも見せられない心の揺れにそっと火を灯す、ヨルノネからの夜の音です。
アーティスト情報
yadorigi
yadorigi は、朝・昼・夜の感情を音にする。 アサノネは朝の再起動。 ヒルノネは昼の思考整理。 ヨルノネは夜の祈りと共感。 和の響きと現代の言葉で、 孤独、揺れ、思考、余韻、希望を描いています。 朝が重い日、 考えすぎる昼、 眠れない夜に。 あなたの今に合う音を...
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