祈りのジャケット写真

歌詞

無常の陣 ヨルノネ

yadorigi

鈴の音 夜を割り

息を合わせ 火の前で

「南無」 胸の奥 静かに灯す

戦(いくさ)の前に 心を整える

霧の野に 旗が揺れる

鉄の匂い 土の温度

名を残すため? 守るため?

問うほどに 問いは深くなる

太鼓が 遠くで脈を打つ

法螺貝が 空を裂く

足音は 無数の祈り

誰もが 同じ夜を背負ってる

勝つも負けるも ただの波

生も死も 移ろう泡

執着を手放せと言うけれど

手放せない手が 剣を握る

無常よ 無常よ この世は夢か

刹那(せつな)に 命は光る

憎しみの奥で 人は人を探す

合掌(がっしょう) この胸に 戦を終わらせるため

太鼓と笛が 神楽となり

古(いにしえ)の声が 今に重なる

“空(くう)”の中で 私とあなたは

ひとつの息に 還っていく

焚き火の赤に 影が伸びる

家族の名 故郷の川

敵と呼ぶ その人もまた

誰かの 帰りを待たれてる

篠笛の高音(たかね) 胸を刺し

尺八の息 夜をほどく

勝利の歌より 静かな問い

「何を守って 何を失う?」

因果(いんが)の糸は 見えぬまま

怒りは火に 火はまた風に

“我(が)”があるから 刃が立つ

“我”が薄れたら 涙が立つ

無常よ 無常よ この世は夢か

刹那に 命は光る

憎しみの奥で 人は人を探す

合掌 この胸に 戦を終わらせるため

神楽の輪に 魂(たましい)寄せ

太古の鼓動と 現代の痛み

“今ここ”だけが 刃をほどく

ひとつの呼吸で 世界は変わる

空に問うな

空は答えない

答えは 手のひらの温度

見えない敵より 見えない自分

最も深い陣は 心の中

鐘が鳴る

境(さかい)がほどける

生きるとは 誰かを傷つけぬ道を

探し続けること

無常よ 無常よ 剣を置け

刹那に 慈悲(じひ)を選べ

時代は巡り 武器は変わる

だけど心は 同じ痛みを持つ

太鼓と笛が 神楽となり

古代と未来が 今で重なる

“空”の中で 私とあなたは

ひとつの息に 還っていく

  • 作詞者

    鮫島宏明

  • 作曲者

    鮫島宏明

  • プロデューサー

    鮫島宏明

  • 共同プロデューサー

    鮫島宏明

  • マスタリングエンジニア

    鮫島宏明

  • シンセサイザー

    yadorigi

祈りのジャケット写真

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ヨルノネのアルバム『祈り』は、眠れない夜、言葉にならない孤独、胸の奥に残る痛みにそっと寄り添う作品です。

和の響きと現代的なサウンドを重ねながら、迷い、喪失、記憶、輪廻、そして小さな灯りのような希望を描きました。

強くなれない夜があってもいい。
答えを出せないまま、ただ静かに息をしているだけでいい。

『祈り』は、誰にも見せられない心の揺れにそっと火を灯す、ヨルノネからの夜の音です。

アーティスト情報

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