

知らない道を抜けて
首筋伝う放物線が
左目に消えて写ったら
寂しくなる
死神みたいな虫を
追いかけ爪が消える
みんな笑って消えた
水には分かるか
伝えたいことも科して
聞こえない音残して
歪むこの街が
独り言になれば
そうさいつでも考えていた
風 動悸の
揺れ 膜 静かな種
溢して壁から手とか曲げて
電話越し晦まし 蝸牛の目
時計を燃やして
ガラス片を
森みたいな場所に植える
でも屋上には砂の記憶
出すから
さよならなんて単純で
隠れている模倣で
イメージは光と
紛れもなく朝だった
崩れた綿を食べて
ぼやけた夢を見てて
吐いて喉潰して
醜い身体を
決められた流れだけ
わたしを貫く点滅で
辿り着けるかな
指先が 割れ 牙
空洞 沈めり送迎
願わくば 灯
わすれものを切る
焦る期待を染めて
首筋伝う 抗 視線
めくるめく向かうよう
開くと差分にはない
死海 泡嫌ったって
裏側見えた気分で
隠し通せるかな
浮かばれたから
交わせること
話したいこと
たくさんあるから
霧 抜けて
変わりゆくこと
息をすること
怖いけど帰るよ
いま夜が明ける
- 作詞者
ねこみかん
- 作曲者
ねこみかん
- マスタリングエンジニア
うえだなおふみ
- ボーカル
ねこみかん
- プログラミング
ねこみかん

ねこみかん の“おやすみ”を
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