歌詞

8月間際のコンクリートの暴力

鬱陶しい君の顔と

もたれ掛かる心のない暑さ

俺が知っているもんなど

ちっぽけな街は

回転する、巡りめぐり、回転する

急ぎすぎなぐらい

書いた暑中見舞いなら飛行機を追って

映る田園の道、陽炎に花束を

いずれ消えるだけ

なんてことのない物語だろ

あの時にかけた呪いを

どうか、どうか、どうか

忘れないでいて

青空に蝉の警報

自分の影を見ている

死にぞこなった汗も

落ちてみたい模様

なお、君は揺れる

気が遠くなるまでさ

「気が向いたんなら」

「アタシのこともまた思い出してよな！」

8月間際のコンクリートの暴力

鬱血して沸騰する

答えのない殺すような暑さ

アタシはまだ、

俺はまだ、

君はまだ、

明日はまだ、

……でいっぱいの季節

思うみたいにゃあいかねぇな

青空に蝉の警報

自分の影を見ている

死にぞこなった汗も

落ちてみたい模様

なお、君は揺れる

気が遠くなるまでさ

「気が向いたんなら」

「アタシのこともまた思い出してよな！」

夏が終われば

鉄の蝉時雨が損なったものを

返してくれるかな？

じゃあ、さよなら言えることを願ってさ

「次の夏までずっと覚えていてな！」