歌詞

模様替えをした時に

埃のそばで見つけたよ

僕じゃないような僕の顔

なんとなく見覚えある

神様はわからずや

バタ足を止められない僕に

嫌な夢を見せる それは例えば

100万ドルの夜景より

もっときれいで悲しいもの

海岸の向こう側

境界が朝靄にぼかされる

そのままこっちへおいで

呼吸をきかせて

息継ぎの仕方だけ

段々とうまくなって

それなりに泳げている自分に

吐き気がした

味のなくなったガムの噛み心地に

慣れるように

はしっこが少しずつ腐っていくのを

あなたは見ているの？

大抵のことはもう

何も感じなくなった

ただ あなたのとなりで 息をしたい

海岸の向こう側

明日がすぐそこまで来ている

あれから僕は本当は

何にも成れていないんだ

もう二度と こっちへ来るなよ

今度は本当に溺れてしまうから