

蝉の鳴き声 響く午後
木陰に座る君を見つけた
眩しさに目を細めたら
恋が 心をつかんだんだ
ジュースの缶が 転がる音
君の視線とぶつかって
鼓動だけが 先に走って
言葉は夏に飲み込まれた
枝の上で叫ぶ声に
「いましかない」って 背中押された
初めての感情(おもい)に気づいた午後
ただ、立ち尽くしていた
止まった時間が 動き出す
眩しい午後 鼓動が跳ねた
ふと耳に響いた あの声が
蝉のように真っ直ぐで
恋の初日に 君がいた
忘れられない景色になった
次の日も 君がいて
蝉の声が今日も応援してた
照れた笑顔が風に揺れて
僕の勇気に火をつけた
何気ない会話さえも
未来に残しておきたいから
ふたりの午後が続いてほしい
そんな願いが膨らんだ
揺れてる影が 重なって
ひとつのメロディみたいで
「また会えるかな?」 つぶやいた
君は空を見上げてた
蝉が短い命を叫ぶように
僕も今を焼きつけてる
五日目の空 少し切なくて
蝉の声も少し遠くなる
だけど想いは強くなって
僕も叫びたくなった——
「君が好きだ」って
夕暮れ染まる 君の背中
最後の光 焼きついた
蝉の声のように全力で
たった七日でも輝けた
恋の午後がくれたもの
それは 君への想い
蝉の鳴き声 今も聴こえる
あの夏の午後の中で
ベンチに残る ぬくもりだけが
僕を今日も照らしてる
- 作詞者
心津
- 作曲者
心津
- プロデューサー
心津
- プログラミング
心津

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蝉の鳴くあの夏の午後 君はその場所にいた
心津
アーティスト情報
心津
心津 | SHINTSUです。 「想いを音に、景色を光に。」 をテーマに、音楽と写真で日常の感情を表現し、皆さんに届けています。 ポップスやバラード、アイドルソング、アニメ風楽曲など幅広い音楽に挑戦しながら、写真や映像も取り入れた活動を展開。 これまでに「夏色ソーダ」「花束にできないもの」「線香花火の約束」など、日常や季節の情景をテーマにした作品を発表してきました。 AIと人の感性を融合させ、聴く人・観る人の心に寄り添う表現を追求しています。
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