Lyric

まだ準備が足りない気がして

また今日も地図を広げてる

失敗を避けるそのたびに

チャンスは煙のように消えた

遠くで笑う君の声

とっくに地面蹴ってたんだね

軌道がズレても　傷だらけでも

なぜか羨ましかった

君はロケットマン　衝動がエネルギー

迷う暇もなく空へ飛び立つ

僕は発射台に　立ち尽くしたまま

点火ボタンに指もかけられず

ただ君の光を見上げていた

「ちゃんと考えろ」って習ったのに

考えすぎて動けない癖

たとえ失敗ばかりでも

君は自分を信じてたんだ

ほらまた誰かの心配をして

自分の番をあとに回して

誰のせいでもないことを

君は知ってたんだね

君はロケットマン　不器用な軌跡で

それでも前に進んでいく

僕は地図とマニュアルばかり増やして

足元の風さえ感じられない

それでも君が眩しくて

軌道が崩れ落ちた日も

君は「飛んだこと」が誇りだった

僕は何も壊せないまま

完璧なだけの静けさを抱いていた

君はロケットマン　怖がる暇もなく

すべての失敗を糧にしていく

僕は今ようやく　この手を伸ばして

発射の衝動に火をつけるよ

たとえ未完成な空でも

今度こそ　飛んでみたいんだ