えらべ

目を閉じて祈れば、
世界はやさしくなる気がした。
でもそのやさしさは、本当に“わたし”のものだったのか――。

　

『えらべ』は、影絵詩・音楽・語りが融合する2分間の幻想ホラーフェアリーテイル。
子どもの姿を借りた“語り手”が、信仰と依存、そして覚醒の旅を語るように進む、
詩的でありながら冷たい真実を突きつける作品です。

音楽は、
オルゴール、アンビエントピアノ、張りつめたストリングスが
まるで絵本の中に迷い込んだような音空間を構築。
囁き声と無音の間（ま）さえも、物語として響かせます。

　

この世界に光が降るのは、
「えらんだ者」にだけ。