最終列車のアナウンス聞き慣れた誰かの声
真横を通り過ぎる急ぎ足のサラリーマン
もうドアが閉まるのに動く気にはなれない
この列車に乗れたとしてどんな明日が待ってるんだろう
夜が明ければ僕以外の世界が
当たり前に動き出していく
ねえここからあの雪のベッドに飛べたなら
朝が来ないのも
悪くないのかな
染まりゆく赤い雪は最後の美しい景色で
ありのままの僕じゃ君に愛される訳なかった
精一杯の嘘と見栄で誰かを演じていて
本当の僕はもうとっくに僕が消していたんだろう
僕だけ間違ってるみたいで
どこにも帰りたくなかった
君が変わってく気がして
もう何も信じられなかった
砕けて散った願いが刺さったまま動けない
緊急車両のサイレン
聞こえるはずもない音
声が聞こえる
ような気がしてさ
行き先の無い気持ちに想いを込めていた
未来があるなら
希望があるなら
どんな雨だって傘も無く笑えてたのに
ホーム画面の時計に映った君の誕生日
いつになっても同じ時間にあの日を思い出す
戻れるはずのない日々をいつまでも待っていて
今日も変われない僕に君は呆れちゃったのかな
染まりゆく赤い雪に流れる涙が溶けて
今やっと気づいて戻りたい
なんて笑えてくるの
うるさいほど静かな 僕しかもう居ないこの世界で
いつに戻ればやり直せるか
考えて目が閉じた
染まりゆく赤い雪は本当の最後の後悔で
ありのままの僕を君に愛して欲しかった
精一杯の嘘と見栄で誰かを演じていて
僕だって僕のことを1度も愛せなかったな
僕だけ間違ってるみたいで
どこにも帰りたくなかった
君が変わってく気がして
もう何も信じられなかった
君が帰って来れるように
君がまた笑えますように
こんなどうしようもない世界で
それでも君に会いたかった
- 作詞
日向寺 佳音
- 作曲
日向寺 佳音
- プロデューサー
日向寺 佳音
- レコーディングエンジニア
上原 有紗
- ミキシングエンジニア
sikurano
- マスタリングエンジニア
sikurano
- ギター
日向寺 佳音
- ボーカル
日向寺 佳音
- ソングライター
日向寺 佳音
- プログラミング
sikurano, 長谷川聖希
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Winter berry
日向寺 佳音
日向寺 佳音として初めてリリースする楽曲。
18歳の冬にかいた弾き語りの曲を、今回Arrange Versionにてリリース。
作詞・作曲を日向寺 佳音、ArrangeをSakurano、Strings Arrangeを長谷川聖希が担当。
感情移入しやすい叙情的なメロディーが特徴で、情景や情緒を繊細に落とし込んだArrangeとサウンドに注目。
一筋の光すら見えない悲しみを、背中合わせに悲しいと語り合える、そんな曲になればと願う。