ビナーの秒針のジャケット写真

歌詞

-幽世へ影は連なる-

アルク・ケット・シー

上も下も右も左もそんなものがない空間で

私は独り、漂っている。

いつだったか、差し伸べられた手を拒んでから

一体、どれくらいのときが経ったのだろうか

ただただ、何もすることができず

最期の時をここで待っている

たくさんの物に傷つきここに行き着いたけれど、

きっと私もこの手で、

たくさんの物を傷つけてきたのだろう。

もしもまた、生まれ変わることができるのならば。

今度は透き通るような青色に染まってみたい。

深く深く沈んだ水の底、

そこに降るはずのない翠緑の雨が

やさしくやさしく降ってくる。

それは私を責めるような

或いは慰めるかのように

明けない白の地平線に

ただ、雨が降る。雨が降る。

傘を咲かせられない命は

雨に隠れてただ、頬を濡らす。

数ある物語たちも

やがては終わりを迎えていくように。

私の命もまた、その一つに過ぎなかったのかもしれない

もう何も見えないし聞こえないけれど

その手を拒んでも、

君はずっとそこにいてくれたんだね。

もしもまた出会うことができたら、そのときは

  • 作詞

    わったく

  • 作曲

    わったく

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