

涼しげな君の浴衣の裾が
夕方の風にゆられていた
ふたり 人混みをすり抜けて
いつもより口数が少ないみたい
普段と違う君の横顔が眩しくて
手元のたこ焼きに目を逸らす
心の熱気でかつおぶしが踊る
ソースの香りにあらがえない
夏祭り 手を伸ばせば
君の指に届きそうなのに
今は やきそばが冷めてしまいそうで
そんな言い訳をしながら
遠い花火の音を聞いた
かき氷 きみはイチゴ 僕はメロンで
一口ずつ交換したら
今度はイカ焼き ポテトフライ
ふたり話題を変えるように 屋台に並ぶ
夏祭り 声をかけても
雑踏の騒音にかき消されてしまう
花火の音はもう聞こえないのに
そんな理由をつけては
また目を逸らすんだ
金魚すくい 僕は見てるだけ
うまくすくうことができなくて
笑う君の 口元に
チョコバナナがついてた
輪投げと射的 君は見てるだけ
目当ての景品はもらえなくて
笑う君の 口元に
チョコバナナがついてた
夏祭り 屋台の明かりに並んで
君のペースで 歩いてく
焼きもろこしも
はじけるような リンゴ飴の甘さも
この夏だけの せつない思い出
帰り道 花火の余韻
指先にのこる 綿あめの匂い
また来年も と切り出した時
君は空を見ていた
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