歌詞

温い血だまりの中に映った

誰もが潜み嘲笑う馬鹿

寂れた路上でのたうち回れば

また出口のドアを叩いた

「あなたは少し知恵が足りないの」

零れた言葉繰り返すまま

「私がそばで育ててあげる」

歪んだ笑みに身を預ける

柔いあなたの肌

触れるだけで

途切れた音が止まる

覗いてみたい

頭蓋(あたま)の中

空ろによく似て綺麗ね

指が重なってすぐにまた

逃れられないよ

私からは

ねぇ、踊ってあげるわ

間が悪い小細工じゃつまらない

ぐちゃぐちゃに汚れた

あなたが見たいだけ

すれ違う間に溢してしまった

誰かに拾い上げられた罠

訝る視線に舌打ちすれば

また出口のドアを叩いた

深いあの子の声

告げる影で

捻じれた理想が遠のく

檻の奥で

泳いでいたい

葬頭(あたま)の中

この世に比べて綺麗ね

首が絡まってすぐにまた

逃れられないよ

裸足のまま

ねぇ 踊ってあげるわ

品の無い獣じゃそぐわない

ふらふらで戯けた

身体が痛いまま

覗いてみたい

頭蓋(あたま)の中

空ろによく似て綺麗ね

罪が重なってすぐにほら

咎められたいよ

私の手で

ねぇ 解いてあげるわ

分が悪い奴隷(スレイブ)じゃ埋まらない

くたくたに凍えた

身体が痛いから

希望(ゆめ)に溺れるなら

望みはしないから

あなたと居たいだけ