Ne Front Cover

Lyric

Ne

ku-kai

Yo

なんだかジ〇リ映画みたいな夜だね。

影から精霊の声が聞こえてきそうな政令指定都市。

全然否定をしないからまだ好きでいてくれるとし

歳重ねどちらかって言えば年々洗練して愛しいんだ。

住んではいないんだけど僕はこの街が好きで。

特にこの長い参道の散歩が3度寝よりも好きで。

そっと何度でも指でなぞる天空の輪郭。

焦げたバーベキューソースの香るオシャレな迷宮の一角。

嗚呼

ここに住めたら幸せだろうなと僕なら思う。

お店もいっぱいだし。明るい夜。頭上にはモ〇ラが飛ぶ。

憧れの高層マンション。

発光するオーパーツの古代都市。

きっとあそこには幸せが詰まっている。

と見つめてると大体同い年くらいの人が

オートロックを開けて入る。

もっと僕も頑張って住んでやるんだと胸で繰り返す。

あのキラキラの一部になって

居間にはネコ。

暇になれば一緒に成〇石井へ行こうよ。

それとキッチンには4段の冷蔵庫。

約束する。

ねぇ

ねぇ

ねぇ

ねぇ

え?

え?

え?

え?

ねぇ

ねぇ

ねぇったら

ねぇ

え?

え?

え?

え?

そうだね。将来は都心から離れた庭のある家に住もう。

君の夢だもんビーグル犬。

マンション?なにそれ?ビールウメェ。

よく考えたら高所恐怖症だしちょうどそうしようと思ってたんだよホント。

ちょっぴり苦手なIPAでも

美味しく感じるハッピーデー

ハッピーナイト

ハッピーライフ

安心したいけど

ハッキリしないんだ実際。

実は毎日が心配で。

ずっと側にいると思ってたもの程

なくなってったんだ悉く。

道幅の狭い歩道を通る時君が見えないと襲う孤独。

あ、

左腕に感触。

いきなりは反則。

胸にキュンと金属音。

君にゾッコン。

Ah

テンションのままに延々続ける何回もしている長い話

話題がないなら互いを褒めたり

叶うか知らない未来がどうとか

オチのねぇ将来の話とか

取り留めのないこと言って

鳥居の目の前を抜け

コンビニ寄って棒アイス買おうよ。

お散歩やブランコみたいに

移動自体愛おしい。

だから一緒に

いたいんだ。

ねぇ

ねぇ

ねぇ

ねぇ

え?

え?

え?

え?

ねぇ

ねぇ

ねぇったら

ねぇ

え?

え?

え?

え?

うん。

  • Lyricist

    ku-kai

  • Composer

    Sou Sasatani

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    Ne

    ku-kai

2023年9月30日リリース予定の空廻3rd Album side B『二十三世紀へのショウケイ ~The Blue Individual~』よりシングルとして先行リリース。Prod.笹谷創

Artist Profile

  • ku-kai

    空廻(くうかい) 1987年生まれ。埼玉県さいたま市出身のラッパー。詩人。施術家。 2008年から本格的にLive活動を始め、これまでにソロ・ユニットなどで4枚のアルバム、3枚のEPを自身のレーベルからリリース。 ハードかつフレキシブルなライミング、心地よく爽やかなフロー、そして弱さも強さに変えるエモーショナルでエネルギッシュなスタイルが特長。 「目綿 灯(めめん ともり)」名義で詩人としても活動し、Poetry Slam JapanやKotoba Slam Japanといったポエトリーリーディングの大会にて2018・2019、2021と東京、埼玉大会で優勝。3度の全国大会出場を果たす。 Freestyleでの生バンドやBeatmakerとのSessionの依頼も多数。 MC Battleでの優勝経験もあり。 ステージを降りれば、接骨院の院長、またヨガ講師として世の為に働き、 心身ともに自由に生きることを肯定するために今日も活動している。 Twitter:https://twitter.com/kukai048care

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