歌詞

音を纏う東京で演じきった強者 魔法が解ければ ただの低所得者

孤独感、感じないといえばそれは嘘か

スローガンのよう、床に並べた強がりと能書き クソだりいと淘汰し、何かと斜に構え疑い

それで "歌がいい" なんて、愚かだね

傷を庇うよう綺麗事を重ねる

得たものは数えるほどないが 失ったものは数えきれない

アルコールが中和する損と後悔 何者にもなれず、変わりない存在

死んだ目をしながら言い訳を繰り返しキッカケを待つだけのいい加減な人間

もう全部ダメになりそうな夜 部屋の灯りだけが俺に寄り添う

焦がれ、憧れ、もう一度だけ アテのない覚悟を繰り返す夜明け

しょうがねぇと言い聞かす、どっかで こんな日々がまだ続きそうだね

俺は弱い、終わりは怖いが 逃げようが進もうがこれしかない

言葉を紡ぐ、続く副作用 きっと10年後もこうするだろう

"あなたの夢が私の夢"

大切な人も今は遥か遠くへ

最期まで支えてくれた人の愛さえも諦めるための理由にした

ふとした瞬間今でも思い出す あの日の出会い・日常・別れ

どうってことない些細な言葉も全部 言えず終いさ

ヘッドホン越しのヒーローに憧れ 手にした安い楽器、一本のマイク

夢を掴むはずが支払いの封筒の束に溺れそうになる情けない毎日

土産話の一つもないんじゃつまらないよな

なんとなく空を向く

なぁ、俺はまだやってるよ このステージで戦ってるよ

焦がれ、憧れ、もう一度だけ アテのない覚悟を繰り返す夜明け

しょうがねぇと言い聞かす、どっかで こんな日々がまだ続きそうだね

俺は弱い、終わりは怖いが 逃げようが進もうがこれしかない

言葉を紡ぐ、続く副作用 きっと10年後もこうするだろう

諦めない、嘘はつかない、親や友達を不幸にしない

ほとんど守れなかったことばかり、随分してきた無駄な遠回り

どんな旅が続こうが音が鳴り続く限りはやめない

この轍、ツケも祟りもこの肩に、描いていく 愚直な物語

才のない音楽も売れる大都会、皮肉にもその向こうには何もない

漠然と夢を追い 描いた未来、気付きゃ もう自分以外 誰もいない

人知れず流す涙、垂れる無力さ そう、すべては自分の弱さ故

受け止め 向き合ったその先の景色で まだ俺は強くなる

焦がれ、憧れ、もう一度だけ アテのない覚悟を繰り返す夜明け

人の人生ばかり変えて自分は何一つ 変われないんだね

朝がくる、ぼーっとする 夜がくる、想像する

人の失敗にホッとする

…そんなんでどうする？

言い訳もできない最低なlife

こんなクズにおそらく来世はない

いつ死んだってそれはきっといい機会、それでも明日は来ると信じたい

ろくに理論も知らない奇々怪々な音楽、これだけが生き甲斐

もう少し歌わせてくれ 用が済んだらすぐ出てくぜ