

一、脳をコックピットに見たてる
二、操縦席の真ん中に ダイヤモンドを一粒埋め込む
集中して 操縦桿をにぎるけれど
何度も膝から崩れ落ちながら
少しずつ ぬかるみの中を進んでゆく
ことばを発するたびに
口から 蛇や蛙や毒虫が
あふれ出るから
しゃべるのが 怖い
(わたしは)
過ちをおかしている 撤退せよ
汝の隣人を愛してはならない
(GO→REM)
額に塗られた泥は灰色
(気を許すな さあ、ほら、人形に戻るぞ)
現在進行形で
加えられている制裁は
これまでの人生への報復行為ではない
(あくまでも これは報復行為ではない)
ポップスターが
ミュージックアワードのステージで
「僕たちは前例のない時代の中にいる」
と謳う朝
KF94型のマスクを装着して 乗り込む地下鉄
時間は戻らない 過去を振り返るな
進め
(GO→REM)
見知らぬ屋上
上空から音もなく 捕縛する
一つ目のドローン
(ロックオン)
脳は 身体の真ん中上方で
半分眠ったまま 真昼の夢を見る
(GO→REM)
ろうそくの炎は
まさに風前のともしび
三、マッチを擦る と見せかけて
ふッ、と
明かりを吹き消す
- 作詞者
佐藤yuupopic
- 作曲者
笹谷創
- プロデューサー
佐藤yuupopic
- レコーディングエンジニア
笹谷創
- ミキシングエンジニア
笹谷創
- マスタリングエンジニア
笹谷創
- グラフィックデザイン
佐藤yuupopic
- ボーカル
highball-girl

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
sound4
highball-girl
- 2
永遠の静物 _Eternal Still Life
highball-girl
- 3
挨拶 - greeting (s) -
highball-girl
- ⚫︎
GO-REM
highball-girl
- 5
報 -hou-(前)
highball-girl
- 6
祝祭
highball-girl
- 7
tamatogi
highball-girl
- 8
報 -hou-(中)
highball-girl
- 9
サマタイム。~ぜんぶ、夏のせい! (feat. 夏野氷, 矢野信一郎 & 佐藤yuupopic)
highball-girl
- 10
poping candy (feat. 笹谷創 & 佐藤yuupopic)
highball-girl
- 11
ephemera
highball-girl
- 12
通話 - telephone call- (feat. 桑原滝弥 & 佐藤yuupopic)
highball-girl
- 13
Fly Me To The Moon
highball-girl
- 14
虹
highball-girl
- 15
報 -hou-(後) (feat. 桑原滝弥, 夏野氷, 矢野信一郎, 笹谷創 & 佐藤yuupopic)
highball-girl
- 16
KITAN -奇譚- (feat. ながし & 佐藤yuupopic)
highball-girl
------きっとあなたはシンプルな「詩人によるポエトリー・リーディング集」だと想像するだろう。そしてその予想は覆されることになるだろう。
声のアルバム『kikoeru(きこえる)』は、詩人 佐藤 yuupopic(以降、佐藤)が変名コードネーム “highball-girl”名義でリリースする初の音源。タイトルは”聴こえる”、”声”、”得る”、”越(超)える”、”エール”より。朗読、会話、報せ、バンド・サウンド、ラジオノイズ、挨拶、通話等、多様な声の表現からなる全16曲。詩人、アーティスト、ギャラリーオーナー等の表現者(桑原滝弥、juvenile電化製品、大覚アキラ、ながし、夏野氷、矢野信一郎)をゲスト、楽曲・作詩提供に迎え、詩×音楽のユニットpopi/jectiveの盟友 笹谷創の音楽的全面協力で2年の歳月をかけて制作。佐藤はメイン作詩、プロデュース、アートデイレクション、ドラム、field recordingも手掛けた。
1曲ずつ独立しながら全曲聴くことで1篇の声の映画が浮かび上がるサウンドトラック的な、詩の特性である「わからないものをわからないまま」味わう“ネガティブ・ケイパビリティ”に満ちたコンセプチュアルで不思議な手触りの1枚。
------同名の第5詩集(収録作「永遠の静物_Eternal Still Life」で日本詩人クラブ第10回「新しい詩の声」賞受賞)を紙の書籍にて同時リリース。双方間を往来し耳と目で複合的に視聴可能なメディア・ミックスの試みでもある。
着想当初より急速的に時世が移り変わる中で「詩」を胸に灯しひたむきに作り上げた本作。愛するものを奪われぬ、奪わぬために。くちびるに詩を。ポケットに生活を。まっとうな怒りを。何度でも繰り返す、愛しているを。それぞれの場所で声上げ続けるスポークン・ワードを。(2026年6月吉日 highball-girl/佐藤yuupopic)
アーティスト情報
highball-girl
変名コードネーム”highball-girl(ハイボール-ガール)”は、日本の詩人 佐藤 yuupopic(以降、佐藤)が、2023年頃より用い始めた活動上の別名義。および「詩」を基軸に既存の枠組みを意識せず、他分野のアーティスト(アート・ユニット、ラッパー、落語家他)とのコラボレーションや共演含め、多様な形式、手法にて制作を実践、作品を発表し続ける延長線上に生まれた”プログレッシブ”な詩の表現プロジェクトの概念とその総称。「詩は記憶を記録するメディアであり過去/現在/未来を自在に往来可能なタイムマシーンかつ日々の暮らしと密接な存在」という、佐藤の眼差しのエッセンスが凝縮された思考形態の現れでもある。 【主な活動】音楽、映像作品への声の提供や撮影ワーク、"JOYFUL NOISE TRIO"(Okamoto Toshiyuki(mandolin)+TETSU MOLOTOV (electronics)の「静かなる音響術式」をバックに詩人high ball-girlがひたすら言葉を紡ぐ即興ノイズエレクトロニカ・ユニット)のvoice担当等。
風神雷神や。