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歌詞

しらべ

Complicity

不意に落とした吐息に

焔は揺れて囁き

白い波と手探りに

闇に寄り添う指先

搦み合う孤独な影を

ひとときの激情が包む

誰かが蒔いた哀しみの花 摘むんで

夜露が心 深く濡らした

忘れた愛が繋いだ恋の行方

重なる鼓動 密かに朝を待つしらべ

安い葡萄酒かの如き

悦楽(よろこび)を感じる度

濃やかさを増してゆく

花唇(はなびら) 愛の呟き

響き合う魅惑の飛沫(かけら)

逸りゆく錯綜のリズム

掠れた声に身を任せたこの腕

涙は水面 かすめて消えた

咲かせた愛も流離う恋も全て

高まる波動 静かに背を向けるは何故

誰かが書いた憐れみの歌を抱いて

夜風が窓を抜けて渇いた

失くした愛が紡いだ恋の行方

醒めた熱情 気づかず時は経つ

朝日に鳥は啼く

明けない夜を待つしらべ

愛をかたった吐息に

揺れた灯りが今は

白い塵の傷痕に

消えた歌の一隅で

  • 作詞

    Complicity

  • 作曲

    Complicity

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2人組ロック・バンド Complicity の最初のアルバム。先行して公開されていたシングル「Flown」を含む全9曲から成り、一般的なロックの枠には留まらない、バンドの幅広い音楽性を世に示す作品。「masquerade」というアルバム名の通り、人間の多様な側面を鮮明に描き出す。

アーティスト情報

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