月夜ノ呪文のジャケット写真

歌詞

月夜ノ呪文

天滓童子

縫い合わされた口元に

爪を立てては苦笑い

埃まみれの井戸の底

独り言さえ人見知る

伸びきる皮を 目深に被り

ひっそり僕を 締め殺す

ひとっこひとり 見当たらない

暗闇の端で 語り合おう

死神に袖を引かれないように

切り落とされた耳元に

声を掛けては嘲笑い

垢まみれの秘密基地

丑の刻まで引き籠る

錆びつく骨を 手荒に削り

こっそり詩を 書き残す

ひとっこひとり 見当たらない

孤独と共に 唱え合おう

死神の声をかき消せるように

からまる胸を 無心に解き

そっくり星に 晒け出す

ひとっこひとり 見当たらない

月夜の宙へ 打ち上げよう

死神の首を抱きかかえながら

いつかの君に 飛んでゆけ

  • 作詞

    天滓童子

  • 作曲

    天滓童子

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