落ちてくる瞼の下で ブルーライトが笑っていた
瞬きのあいまを駆ける 取り戻すことのできない数字たち
楽しいこと抽出して 蒸気になって昇っていく
カメラロール転がせば こんなに笑っていたのに
今日だって僕は 何かを得られたのかな
みえないよ 確かなものなどなくて
大切な人に囲まれても 負けてしまいそうで
何かになりたくって 何でもないままが怖くって
揺れて 触れて 削れていく 石を
失くしてしまわないように
まるで 縋るみたい
こんな 汚点だらけの人生で
君に出会えたことだけは誇っていたい
この 光の中で
向かい来る人並みを モーゼのようには避けられない
肘と肘がぶつかって 誰かの恥になる
コーヒーを飲みたい気持ちが 紙袋の重みに 沈められていく夜
ああ 足が重いな もう明日でいいや
今日だって僕は こんなに頑張ったのに
言うこと聞かない 身体とこころ
邪魔なだけ
醜いだけ
霧散してしまいたい
楽になりたい
きらり
泣き出しそうで 立ち止まりそうな
僕の背中を押す
この脚に 爪先に
ここにいるよって 僕がいるよって
叫び続けている
振り払っても
まだ宿るのさ
混ざり合う この場所で
そうさ 誰かが呼んでいるんだ
帳が降りたころ この場所では幕が上がるの
揺れて 触れて 削れあっていく 石の
欠片と欠片が熱を帯びて
光る
ねえどうか
こんな 汚点だらけの人生で
君に愛されたことだけは誇っていたい
いま 光の中で
- 作詞
松本 梅花
- 作曲
松本 梅花
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アーティスト情報
fazeer era
2023/5/19にTOKIO TOKYOにてワンマンライブを行いデビュー。 ソングライターの斜路と元地下アイドルのめい、中学からの同級生ふたりからなるボーカルユニット。楽曲はほとんどの作詞曲をメンバーが手がけ、その他運営もふたりで行う。 「きみと最後の砦で」をコンセプトに、メンバーの心のうちから溢れる感情の吐露を糸とし、fuzzy(fazzy)でsheerな時代を生きていくすべてのリスナーとの共鳴とつながりを目指す。 デビューEP『砦』に収録の『フレア』『re:move』では、メンバーのこれまでの歩みを振り返り、それぞれの絶望、そして再起への決意を表明。 2024/4、「歌と他ジャンルの融合へのチャレンジ」をテーマにproject WAVE を始動。第一弾 WAVE 1 ではタイポグラフィアートと歌詞のコラボレーション企画を実施。 2024/5/19にはDESEOminiにて1st Anniversary Live ひかりあつめ を開催。 新曲3曲(きらきら/きみとparade/fazeer)を含む計14曲を披露し、1st Album "reflection collections" CD版を発売。翌20日より、同アルバムをデジタルリリース。
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