

深みの山岳 霧は濃く
行く手を迷わす獣道
そこに響いた山唄は
鈴を転がす甘い声
男は聴き惚れて
声のするほうへ向かいました
見紛うほど艶姿
例えるなら桐の花
二人はさて恋ふらく
逢瀬重ぬ霧の中
金の杓子(しゃくし)に金の樋(とい)
女が言うには貢物
「あなたのためならこんなもの」
優しく差し出し片えくぼ
男はひと月で
村一の長者になりました
うつろな目の娘子を
囲い飲むは花の宴
歌えや舞う酒盛りを
淡くかすむ小望月(こもちづき)
男は人を辞め
ついには金になりました
逢瀬の晩に立ち尽くす
白提灯薄明かり
歌いだすは山唄と
また転がる金の樋(とい)
- 作詞者
月灯
- 作曲者
月灯
- 共同プロデューサー
うつろぶね
- ボーカル
Petann Stunn
- ソングライター
月灯

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山にまつわる
うつろぶね
- 2
虚の舟
うつろぶね