

書きかけの僕らは 今日もインクの海で
“主人公未遂”のまま ページをめくる
物語みたいに生きたくて
余白だらけのノートに逃げ込んだ
比喩ばかりで飾った言葉
本音だけがいつも裏に滲んだ
選んだはずの青写真が
雨で溶けて読み取れないまま
脚本未遂のシーンばかり
心の底に積み上がっていく
ねぇ、こんな人生のプロットで
ほんとに大団円へ向かえるの?
誰かの伏線ばっか追いかけて
僕の主語が消えそうだ
青春文学未遂さ
ページを破っても 真実は残るのに
行間に散らばった夢が
不可逆の今日(いま)をそっと照らしてる
それでもペンを握るよ
藍御納戸(あいおなんど)の夜を越えながら
物語(ストーリー)にしなくていい
この呼吸だけが 本物だから
体言止めで終わる恋
倒置法でごまかした“弱さ”
誤字だらけの昨日にさえ
意味をつけたくて線を引いた
感情の辞典 引き裂いて
「涙」の項目に追記してる
言語未遂の叫び声が
胸の中でまだ反響してる
ねぇ、誰も読み返さないなら
この章の価値ってどこにある?
未熟な文法で綴った僕を
誰より僕が嫌っていた
青春文学未遂さ
傷つくたびに 文字の端がめくれて
守りたかった台詞ほど
インクの下で泣きそうになる
それでもペンを握るよ
未完成の僕が 息をしているから
物語(ストーリー)にしなくていい
この不完全さが 本物だから
青春SNSの渦に
書き捨てた本音が溺れた日
未来形に書き直したのは
“今の僕”を赦すため
青春文学未遂でいい
上手く書けない僕のページにも
読み返せば ちゃんと痛みは
真実として刻まれるから
破り捨てた夢の断片
全部つなげたら 僕になる気がした
不可逆でもかまわない
戻れない今日(いま)を 抱きしめたくて
藍御納戸の夜を越え
未遂の僕を やっと愛せそうだ
物語じゃなくてもいい
息をしてるだけで 続編になるから
- 作詞者
ロキ@低めの猫
- 作曲者
ロキ@低めの猫
- プロデューサー
ロキ@低めの猫
- プログラミング
ロキ@低めの猫

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Prologue. 青春の残響 (Instrumental)
Mistoria
- 2
青春世界燃焼社会
Mistoria
- 3
青春炭酸人体
Mistoria
- 4
青春偏差異常
Mistoria
- 5
青春無罪理論
Mistoria
- 6
青春有害物質
Mistoria
- 7
青春街路迷図
Mistoria
- 8
青春不適合者
Mistoria
- 9
青春不可逆反応
Mistoria
- ⚫︎
青春文学未遂
Mistoria
- 11
Epilogue. 青春残響区画
Mistoria
青春異常論は、
「青春がうまく送れなかった人たち」のための、
9つの視点と残響で編まれたコンセプトアルバム。
正しさ、成長、努力、適応。
そうした言葉に追いつけなかった感情や、
途中で置き去りにされたままの衝動を、
それぞれ異なる物語として音楽に刻んだ。
登場するのは、
世界に適応できなかったわけでも、
何かを諦めきれたわけでもない、
“まだ名前のつかない青春”たち。
SNSという距離感の中で、
互いを知らないまま、同じ都市のどこかで息をしている。
交わらない声と、すれ違う感情が、
やがてひとつの「残響」として浮かび上がっていく。
これは、
青春に遅れた人たちのための、
遅れてきた青春の記録。
アーティスト情報
Mistoria
幻想系AIロックバンド「Mistoria|ミストリア」 Vo&Gt ハル / Ba ノア / Dr ルカ / Key ウノ AIと人間の感情をテーマに、音楽 × 物語 × テクノロジーを融合させたオリジナル楽曲を制作。 ロックを軸に、エレクトロ、ポップ、Lo-fi、ヒップホップなどジャンルを横断したサウンドで、 物語性のある歌詞と幻想的な映像表現を届ける。 代表曲には「機内モード、まだ解除できない。」「OS、君。」「システムエラーに花束を」などがあり、 YouTubeやSNSでのMV展開を中心に、音楽とストーリーテリングの新しい形を探求している。 関連キーワード:AIバンド, ガールズバンド, ロックバンド, エモーショナルロック, 日本のインディーズバンド, オリジナルMV
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