

今夜こそはおまえに告げなくちゃいけない
俺がどんなに俺がこんなに想っているかを
最終までもう少し時間があるんだ
何をいおうか どう切り出すか考えている
I can't say どうしても俺にはいえない
I can't say おまえになんにもいえない
待合室は寒い だけどこころは熱い
あと三分か あと二分かでおまえが降りてくる
うまく笑えるだろうか自然にふるまえるか
いくら悩んで 考えたって詮のないこと
I can't say どうしても俺にはいえない
I can't say 簡単で分かりきったことなのに
I can't say どうして、俺にはいえない
I can't say 若僧がたやすく口にしてるくせ
へたくそな口笛でブルーズを吹いてみた
コンクリートの壁に響き そして燻りつづけてる
I can't say
何本目の煙草だ いつ火を点けたんだ
吸殻みたく いつも気持ちを揉み消すばかり
二十四のブルーズよ あの娘の耳に届け
俺の願いと 俺の祈りが躓く前に
I can't say どうしても俺にはいえない
I can't say おまえにただ一言だけ
I can't say I can't say I can't say
I can't say プラットホームにゆっくり降りてくる
降りてくる
降りてくる
Oh, No
- 作詞者
岩下啓亮 Sardine
- 作曲者
岩下啓亮 Sardine
- プロデューサー
岩下啓亮 Sardine
- レコーディングエンジニア
花城正敏
- ミキシングエンジニア
花城正敏
- マスタリングエンジニア
岩下啓亮 Sardine
- ボーカル
岩下啓亮 Sardine
- バックグラウンドボーカル
岩下啓亮 Sardine
- ピアノ
岩下啓亮 Sardine
- オルガン
岩下啓亮 Sardine

岩下啓亮 Sardine の“24 Blues”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
サンデードライバー
岩下啓亮 Sardine
- 2
転校生
岩下啓亮 Sardine
- 3
エミリーはプレイガール
岩下啓亮 Sardine
- 4
ダイビング
岩下啓亮 Sardine
- 5
海にいるのは
岩下啓亮 Sardine
- ⚫︎
24 Blues
岩下啓亮 Sardine
- 7
Maybe the first time
岩下啓亮 Sardine
- 8
夢からさめなさい
岩下啓亮 Sardine
- 9
転校生 (ライブリハーサル)
岩下啓亮 Sardine
- 10
Z橋で待つ (ライブリハーサル)
岩下啓亮 Sardine
- 11
夢からさめなさい (初期バージョン)
岩下啓亮 Sardine
- 12
陽の沈む丘 (インストルメンタル)
岩下啓亮 Sardine
岩下啓亮 Sardineが1989年に自主制作した『50 / 50』は、岩下のピアノプレイヤーとしての実力が遺憾なく発揮された8曲入り作品集です。歌とピアノが五分五分という意味で、タイトルを「フィフティ・フィフティ」としましたが、ひとり多重録音によるぶ厚いコーラスも特徴的です。
今回リリースするにあたって、音楽短期大学在学中に作曲法の講義で発表したインストルメンタルを1曲、ライブ時のリハーサルを2曲、「夢からさめなさい」初期バージョンを1曲の、計4曲を追加しました。
初リリースの2024年版には、ノイズや音量のばらつきが目立っていましたが、2025年版ではより聴きやすく修正されています。
どうぞお楽しみください。
アーティスト情報
岩下啓亮 Sardine
鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約200曲あります。これらを8枚のアルバムにまとめて2024年に順次アルバムをリリースしました。2025年はアンソロジーの代わりに、年代順に編集したアルバムを発表します。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。
岩下啓亮 Sardineの他のリリース