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歌詞

花雫/色彩

Automatic Mellow

忘れたくないものがあった

手のひらに落ちた花雫にて

綺麗なものだけを

ただ見たくて 残したくて

極彩色に光る 嘘を

本物と見間違えてきた

君が寝ている横にただ座って

物書になる夜が好きだ

色は淡い色を使って

薄く長い日々を塗れるものと

永遠は無いと知っていたのにな

別れの挨拶に来たんだ

その声は酷く震えていて

振り返らずにさよならだ

それはさ ちょっと

狡いじゃないだろうか

優しいフリは嫌い

優しい嘘も嫌いなんだ

偽善のバケモノで 犠牲の中

今日も誰かが厄を背負うのだ

君に渡す予定の花束は枯れて

無彩色になっていった

それからは悲惨なものだった

魂を何かに売ってしまったように

自分自身に詭弁を弄していた

描きたくない物も描いた

"成りたくない大人"にも成り果てた

振り返らない君 傷んだ

冷めていく音が

鮮明に聞こえる 蕭条に

それはきっと夢だったんだ

君が傍に居てくれたんだ

魔法みたいな夜でした

だから、だから、そうだ

君はきっと夢だったんだ

僕が描いた理想で

実は居なかった

そんなことなんてあるかよ

記憶の奥の君 描いた

指先に混ざる色を集めて

歪な凹凸を孕んだ

僕の嘘は見透かされていたんだ

花弁三枚に願った

どうか 君を忘れさせないでくれ

これからの日々 どうしようか

粗末な芸術も、優しさも、

真実も、要らないよ

花雫落ちて

色彩に溺れる

  • 作詞

    Automatic Mellow

  • 作曲

    Automatic Mellow

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